おいしいコーヒー(4)とギャラリー
連日、コーヒーの焙煎を繰り返しているうちに、幾つか気付いたことがあります。
焙煎の度合いは火力と時間の相関関係で決まりますが、焙煎の度合いと関係なく、豆の体積の変化がある事が解ってきました。深い焙煎であったとしても、豆があまり膨らまないこともあれば、少々浅い焙煎でも結構豆が大きくなっていることがあります。この豆の体積は火力と関係がありそうです。火力が強いと豆は膨らむのです。それに、豆の表面に浮いて来る油脂も火力の温度に関係がありそうです。
僕は専門の焙煎機で行っているわけではないので、進行に合わせて、豆の温度を計るわけにいきません。見た目でどこまで焙煎の特徴をつかむかにかかっているわけです。
本当は、時間に合わせてその都度、豆の温度のデーターをとりながら進行していけば、ある程度の結果は出るはずです。しかし、家庭でやっているわけですから条件は限られています。見た目でやらなければならないから面白い、とも言えるのです。豆が抱いている湿気によって上がりの時間は左右されるので、時間的に一定の決まった法則はありません。ただ、酸味と苦みというのはある程度の法則はありそうです。まず、酸味は浅い焙煎の方が強く感じます。それにひきかえ、苦みは深い焙煎の方がより感じます。酸味に関しては、それでいいのですが、苦みはどうも時間ではなくて、色素だと思います。色の濃度が濃いほど、つまり、黒に近いほど味は苦く感じます。
おいしいコーヒー(3)
12/30日、BS朝日、23:00〜24:00に放映される番組のタイトルは、「その先の光へー写真家十文字美信新たな映像世界への挑戦」です。
う〜ん、やはりこういうタイトルになってしまうのです。自分としては、もっと肩肘張らない普通のタイトルを望んでいましたが・・・。
ところで、その後の「おいしいコーヒー」の話です。
あれから、焙煎方法を2種類のやり方で試しました。「直火式」と「間接式」です。穴が空いているドラムは、火が直接豆に接するので、そのぶん豆の芯まで火が通りやすいのですが、当然ながらちょっとでも焙煎時間を誤ると焦げます。穴の空いていない容器は、焙煎の進行状況が把握しやすいのですが、後半は煙が容器内に充満するため、燻された状態になります。それに、豆に含まれた水分が出所を失うために、初期の段階で湿気が発生します。湿気と燻された環境は当然、味に関係してきます。
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