2024/02/15

忘れ難い撮影

ジャン・マリア・ボロンテさん

今まで何人の人々を撮影してきたかわかりませんが、強烈な印象で思い出されるのが、マカロニウエスタンの俳優としても有名なジャン・マリア・ボロンテさんです。

1984年、私はサントリーエクセレンスのロケーションでローマにいました。
グラスに注がれたウィスキーを飲む、たったそれだけの映像をいかに魅力的に撮れるか、にチャレンジしたのです。
現地入りした私たち撮影隊にボロンテさんから注文が入りました。
「内容説明は一人で来て欲しい」でした。
そこで、私と通訳が彼の自宅へ行くことになりました。
歴史ある建物の内部はシンプルに改造され、入り口と応接間の壁は数多くの現代アートが飾られていました。
しばらく待たされた後、眼光鋭いボロンテさんが現れました。

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2024/02/07

「おわら 風の盆」デジタル一眼レフ動画の歴史

いまの時代は一眼レフスチールカメラ本体で動画を撮るのは当たり前ですが、そもそもはCANON 5Dに動画機能を搭載したのが始まりです。
2005年に5Dが発売される際、CANONからBODYに搭載出来る機能が一つ余ってるので何をしたらいいか?の話になりました。
私はスチール写真が専門ですが、同時にCMの動画撮影もやっていたので、かねがねビデオカメラに不満を抱いていました。スチールカメラで動画を撮ることが可能になれば、表現する世界がグッと広がるぞと話したのです。試しに撮ってみましょうと話が進み、2006年「さくら」のタイトルでスチールカメラの動画機能を使った作品を作りました。
吉野へ行き、さくらの花びらが落下する風情をCANON5Dを使って撮ったのです。これは私が知る限り、一眼レフ動画機能を使った世界最初の作品だと自負しています。
作品の出来が良かったからでしょうか、5Dに続き、動画のスペックを向上させた一眼レフカメラCANON7Dが開発されました。そこで本格的に動画を撮ることになり、「おわら風の盆」を作ったのです。まだ7Dが発売前の2009年の9月だったと思います。
今回、当時チームを組んだプロダクション「SPOON」さんからデータを送ってもらい、当時の作品を再び観る事ができました。

すべて手持ちで撮りました。
これもカメラをめぐる一つの歴史ですね。


2024/01/31

神魂神社

神魂神社

島根県松江市にある神魂神社。
誰もいない風だけが動くのを実感する。
開け放たれた社に身を置くと、知性よりも直観を優先する日本文化のひとつの特性を思い出した。


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