2013/07/11

まずは歩いてみる

写真

毎年、年に何回か海外へ行く。
たまにはヨーロッパ、アジアの何処かの国へ行ったが、このところハワイが多い。
どの旅行であれ、僕の場合は仕事で行く。
撮影で行く機会がすべてですから、スケジュールを決めてくれるプロデューサー、現地の細々した事項をこなしてくれるコーディネーターがいます。
日々の決められたやるべきことだけを考える。出来るだけ撮影に集中するために、プロデューサーもコーディネーターも優秀な人で固める。彼らは頭の回転も速く、細部に渡って気がつく。僕は何もせず、ただただホテルと撮影の現場を往復して、仕事に集中していればいい。
このところ、ずっとこんな海外旅行です。
仕事が終わって1日だけフリーの時間をいただける場合が多いのですが、何処へ行く気も起きず、たいていは部屋でゴロゴロしてる。

写真[1]

プライベートで海外へ行ったのはいつ以来でしょう。
仕事でなく、たった一人で、それも数日という短期間でなく長期に出掛けるのは30数年ぶりかもしれない。
30代の時にタイ、ビルマ(ミャンマー)、ラオス国境山岳地帯に入って以来です。
まあ、あの時よりマシです。パリなら知人もいますから。

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2013/07/10

完成された肉体の枠を外すことによって得られる思考の自由

タイトルが長くなってしまいました。

今撮影してる作品のテーマ「残欠」を説明しようとしたら
「完成された肉体の枠を外すことによって得られる思考の自由」
になってしまいました。

昨年から取り組んでいる作品は、一見すると不完全な物体です。
一度完成されたものが、時間、風雪によって欠損、欠落した状態を撮っています。

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2013/06/30

過酷な日

6/26日、最近では最も過酷な一日でした。
前日、兵庫から戻ってすぐに焙煎。ケニア、タンザニアの2回したので、床に就いたのは1:30分を過ぎていました。
翌27日は5:30分に起きて講義の準備。と言っても忘れ物がないか確認するぐらいですが。
7:00分に大学へ向かう。
途中渋滞に巻き込まれ教室に入ったのが9:30分でした。
学生はほぼ全員顔を揃えていました。
この日は午前中4年生課題の講評と大学院生の特別講義、午後は3年生の課題講評日です。
講評と講義が3つまとまってしまった。

「デジタル一眼レフカメラを使って60秒の動画を作りなさい」
が4年生に提出した課題です。
作品のテーマは自由。ただし、「自分が本当に興味を持った」ものを被写体にしなさい、です。
もちろん全員動画を撮るのは初めて。そもそも、グラフィックデザイン科なので、ほとんどの学生が大学へ入ってから、本格的に写真を始めた。僕の授業をとってからまだ1年半です。素材になる動画を撮影して編集するというのは、そう簡単にはできない。しかし現在は、デジタルが進歩してきたので技術レベルでは、それほど難しいことではなくなった。
一人ずつ作品を観ながら感想を言う。
まず初めに、出来上がりのイメージを持つことが肝要です。
ワンカットでもいいから、好きな映像をイメージの中で作り上げるのです。

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