2026/09/07

近江ARS「環生の会」講話後の記念撮影

近江ARS「環生の会」講話後の記念撮影 (撮影:山口透)
(撮影:山口徹)

9/3日、三井寺で行われた近江ARS「環生の会」講話後の記念撮影。

光浄院客殿重要文化財狩野山楽筆と伝えられる障壁画を背景に
向かって左から石山寺座主鷲尾龍華氏、三井寺長吏福家俊彦氏、尺八奏者中村明一氏、私、仏教学者東京大学名誉教授末木文美士氏、圓教寺長吏大樹玄承氏。

この日は高野山真言宗座主長谷部真道猊下、添田隆昭大僧正もお見えになり、密教仏教界の重鎮が一堂に顔を揃えた記念すべき日となりました。

私は「直感について」と題して、松岡正剛さんとの出会いを皮切りに、主としてデビュー作の「首なし」、30代の頃に通った山岳少数民族ヤオ族の呪術師李進貴さんとの対話と、ヤオ族の通過儀礼「度師(トーサイ)」の画像を流しました。
時間の関係で話し足りない気持ちですが、またの機会もあるでしょう。

当日は蒸し暑い中、また小雨の降る中をお越しくださいました皆様に心からお礼申し上げます。
 


2026/08/18

橋本清さんが拵えた3Dビュアー

橋本清さんが拵えた3Dビュアー

私は写真家になった当初、1970年代から80年代は、現代工房の安藤士さんにお世話になった。撮影に必要な作り物はすべて安藤さんにお願いした。安藤さんは現在渋谷駅前に鎮座している2代目「忠犬ハチ公」の作者でもある。
現代工房には職人さんがいて、中でも橋本清さんという天才と幾多の仕事を一緒にした。
私は当時特許を取得した「3D特殊撮影技法」で日本の伝統文化財を200点以上撮影したのだが、フイルムを鑑賞するための3Dビュアーを必要としていた。そこで橋本さんにこういうものが欲しいとお願いすると、橋本さんは頼まれた以上のクオリティーでビュアーを作ってしまう。
45年ぶりに倉庫から探し出してビュアーを覗いてみたら、45年前の映像にも関わらず当時と同じ新鮮な驚きに襲われた。

この度、9/3日に三井寺さんで講演する際に、この時に撮影した3D写真と、橋本さんが拵えたビュアーをぜひご覧いただきたいと思っている。


2026/08/15

蓮花

蓮の花

夏になると毎年蓮の花を撮りに行く。
蓮の花を写真に撮るというのは難しいね。
ただそこにありのまま咲いているように撮りたいのだけど、それだけで済んでしまうとやはり物足りない。蓮花に対する思い入れがあって、この世ならざる花であって欲しい。蓮に向かうと自分の心の何処かで浄土をイメージしてしまう。浄土なんて誰も知らないはずなのに、読んだり見たり、聞いたりしていつの間にか勝手に蓮の世界を作り上げている。
一つ確実に言えることは、目の前に咲く蓮花は私とは何の関係も持とうと欲していない。なんとか繋がりたいと願うのは写真を撮る私の方なのです。


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