2025/06/18

ヤオ族の設鬼老六と

ヤオ族の設鬼(呪術師)の息子と

アカ族の村で暮らしてるうちに、偶然タイとミャンマーの国境メーサイの市場でヤオ族の設鬼(呪術師)の息子と知遇を得た。その後は彼の父親である呪術師老六(文中では老四)の家で寝泊まりするようになった。
2年後ギエセンポン(評皇券牒)を探すために老六と旅に出ることになる。
この写真は出発する日に村で撮った。


2025/06/18

タイ北方山中アカ族の村で

タイ北方山中アカ族の村で

ヤオ族の始祖神話が記載されているギェセンポン(評皇券牒)を探してタイ北部山岳地帯へ入った時。
タイ北方山中アカ族の村でしばらく暮らしていた頃の写真、1983年だと思われる。
この時はまだヤオ族の村へ到達することが出来なかった。

その後の日本文化へ興味を抱くきっかけになった撮影行で、私にはとても大事な旅だった。作品集『澄み透った闇』と題して1987年に春秋社より写真文集を刊行した。
何故写真を撮るのか、少数民俗学、儀礼、などに興味ある方にお勧めする本です。


2025/06/06

ケンタウロス

金洋一を撮る十文字美信:撮影山口透

横浜のオートバイ集団「ケンタウロス」を撮影した写真集『KENTAUROS』を上梓したのは1984年なので、今年で41年の歳月が過ぎようとしている。その時に撮ったメンバーは文字通り歯が欠けるように、一人、二人と鬼籍に入っていく。大将もすでに亡く、藤崎もシダラもいない。この3月にまた一人古参の原澤が肺癌で逝った。生き残ったメンバーを今のうちに撮っておかないと、私自身もいつどうなるかわからない。そんな話を金ちゃんにしたら、「オイラが集めますよ!」と皆に声をかけてくれた。
過日、横浜シーメンズクラブで原澤忠博を偲ぶ会が行われ、私も参加させてもらい懐かしいメンバーと久しぶりに顔を合わせた。しかし、まあ、知っている懐かしい顔のなんと少なくなったことか。
(金洋一を撮る十文字美信:撮影山口透)


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