2024/08/09

「展覧会案内状」が出来ました

Silence Disrupted - Where Mind Meets Cosmos The Thirteen Rooms of Daijo-ji: Bishin Jumonji

「展覧会案内状」が出来ました。
多くの方にご覧いただきたいと思います。

ごあいさつ

2024年8月27日(火)から2024年10月20日(日)まで、銀座資生堂ギャラリーにて「空想の(そら)『静寂を叩く』大乗寺十三室|十文字美信」展を開催します。

大乗寺客殿は江戸時代の絵師円山応挙とその一門が、165面すべての障壁画を描いた俗称「応挙寺」として知られています。
本展では十文字が撮り下ろした写真を再構成し、大型インスタレーションで展開します。
十文字の独自の視点から生み出された映像を体験していただきたいと思います。ご来場をお待ちします。

銀座資生堂ギャラリー
〒104-0061
東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
Tel.03-3572-3901


2024/08/07

一瞬と空間

8/27日から始まる資生堂ギャラリーでの展覧会の準備に追われています。

その忙しい最中にたまたま手にした本『春はまた巡る 芸術と人生これからを語る』デイヴィッド・ホックニー&マーティン・ゲイフォード著を読んでいたら気になる箇所があった。
8章「空、空」夕暮れの美しさを述べてる文中のこんな記述です。

「夕暮れの写真はどれも似通っている.写真では一瞬しかとらえられないからだ。写真には動きがないから、空間もない。だが描かれた夕暮れにはそれがある」

が目に止まった。
ホックニーさんは写真を使った作品も多数あるので、写真に対する造詣も深いのでしょうが、上記の文章は少々ガッカリした。

写真は一瞬をとらえるからこそ動きもあるし、空間の広がりも感じる。風景の内にも見えない根源的な存在を感じ取ろうとした写真もあるのだ、と知って欲しい。


2024/07/26

十文字美信 ☓ 伊藤俊治 クロストーク 静寂を叩くー日本の美と場を巡って

8/27日~10/20日まで資生堂ギャラリーで開催される展覧会「空想の宙/静寂を叩く 大乗寺十三室 十文字美信」の準備に追われている毎日です。
 
楽しみな企画が決まりました。

9/7日(土)伊藤俊治さんとの対談です。

伊藤さん初期のご著書『ジオラマ論』『写真と絵画のアルケオロジー』から最近(2020年)に発行された『陶酔映像論』など、いつも興味深く拝読しています。
私は個人的には存知あげないので、どのような内容になるかわかりません。当日その時の流れで変わっていくと思いますが、なんにせよ当人である私が楽しみにしています。写真家になって53年間、今まで何を見ようとして来たのか、伊藤さんの力で浮かび上がってきたら最高です。
皆様ぜひご来場くださいませ。

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