写真と珈琲のバラード(18)
次回刊行の写真集『常ならむ』に没頭しています。暗室でプリント作業の時間以外に、まえがき、作品個々の主題について、あとがき、などの文章、英文タイトル、表紙デザイン、編集構成、等を考慮実行してるうちに1日の時間がすっ飛んでいきます。主題に基づいた写真以外に、未発表スナップ写真を加えたくて、そのセレクト作業も時間かかっています。
以前にも書きましたが、暗室作業するための現像液の単薬、印画紙も年々手に入り難くなってる。それ以前に、そもそも写真を撮る環境が難しくなっています。どの地方へ行こうが、その土地の特色は失われ、どこもかしこも画一的な風景ばかり。人々は写真に対して警戒心も強くなり、容易なことでは入り込めない。盗撮したりする連中が後を絶たないから仕方ないことかもしれないけど、写真家にとっては受難の時代になったね。
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