2016/11/09

写真と珈琲のバラード(2)

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前回、珈琲カップの撮影について書きましたが、少し付け加えたいことがあります。器を撮るなら何といっても自然光がいいです、の話をしましたが、もうちょっと詳しく説明すると、太陽光が相応しいのは主たる光、主光源です。ところが、主光源以外の、業界用語で言うところの「おさえ」の光は私の場合、タングステンやハロゲンを使うことが多いです。自然光と人工光のミックスで撮影するのです。理由は、写真の特性を活かすためです。

私が考える写真の魅力に「ごちゃごちゃ混ぜ合わせる」があります。整理しない、片付けない、捨てない、です。引き算より足し算です。せっかくそこにあるものを退けてフレームの外に押し出さないこと、です。光もそのように考えます。むしろ積極的に性格の違う光を混ぜ合わせるのです。

今回、珈琲カップを撮影したのは、Cafe beeの室内の窓際を選んでセッティングしました。カップを撮るための主たる光は窓からの自然光ですが、店内を照明してるのは天井に設置したハロゲンランプです。光の環境をそのまま撮影すると、自然光とハロゲン光とのミックスになります。強さは圧倒的に自然光ですが、今回はモノによって、さらにタングステン光を足して撮影しました。何故そのようなことをするかと言うと、光の色を混ぜ合わせて撮るためです。

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2016/11/08

写真と珈琲のバラード(1)

1820年イギリス ダペンポート製 金彩藍手彩色花図紋1878年イギリス ローヤルクラウンダービー製

しばらくブログに文章を書くことから遠ざかっていました。作品作りに追われて時間がとれなかった。少し落ち着いたので、ブログを再開しようと思う。ついては、わたしが一等興味を持っていること、毎日何らかの形で関わっていることを主として書いていきます。一応題名を「写真と珈琲のバラード」とします。写真と珈琲についての想いを繰り返すことになるでしょうから、ちょっと洒落たつもりで「バラード」としました。

第1回目の話は写真と珈琲との合体。つまり、本日、私がコレクションした珈琲カップを撮影したのでその話から。

カップを撮影する、というのは、業界用語で「ブツ撮り」のひとつです。私はいわゆる「ブツ撮り」は専門ではありませんが、器や食品、機械などを撮影するのは好きです。光の当て方次第でどのようにもなるので、ライティングが好きな人は総じて「ブツ撮り」が好きだと思います。

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2016/09/02

十文字美信写真展『刻々』

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BISHIN JUMONJI GALLERY 次回展示のDMが完成。デザインはパリ在住の市田kyoさん。印刷は岡村印刷です。

展示する作品は、水の様態を撮影したシリーズの未発表最新作。

展示期間は10/1~11/28まで。期間中、作品展示入れ替えがあります。

 


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