2023/11/24

『刻々+』展、後期開催中

刻々+

私は1971年6月に写真家として独立したので、今年(2023年)で52年経ちました。デビュー当時から現在まで変わらず意識しているのは、過去に良い作品とされてきた「決定的瞬間」にとらわれず「自由」に写真を表現しているか、です。

30年ほど前から滝のある風景に興味を持ち全国撮り歩いていましたが、そのうちに、落下する水の様態を写真で掴まえたいと思い、超望遠レンズを使用して滝を部分に分割して撮るようになりました。

水は生きるために必要とする根源的な物質ですが、定まった形がありません。まるで魂あるものの如く、時々の条件で変容していきます。言ってみれば正体不明の存在に興味を惹かれるようになったのです。

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2023/11/24

静寂の内にしか見えないもの

自然の中にいると静寂の内にしか見えないものがある。音が聴こえた瞬間に意識が外れる。それが鳥の声であっても。

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2023/11/24

加工の時代

「刻々+」

映像を加工するのが当たり前の時代になった。しかし、加工するためのイメージやアイデアは、結局現実から取り出してくるしかない。加工する前に見えるかどうかです。

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