2019/01/21

写真と珈琲のバラード(44)

WABI 2019 Paris verso

2019年1月31日~2/23日まで、パリのマレ地区にあるピエール イヴ カーエギャラリーで写真展が始まる。
展覧会タイトルはWABIです。展示作品数は32点。サイズは最大1800mm×1500mmから最小A5サイズまで4種類あります。
タイトルはWABIですが、作品はわびの美意識に基づいて撮ったものではない。
わび・さびと一つに括ることが多い侘びた風情を美とする感覚は、日本人であればなんとなくわかる気もするが、そもそもわびの美意識は何かと問われてもそう簡単に答えられそうにない。冷え、枯れ、幽玄から説明しなければたどり着かない。
現在では茶の湯世界に代表される美意識と思われていることも多いが、茶会をおもてなしの一つと説明する茶人もいるようだから、わびの美意識を茶の湯世界に結びつけるのもそう簡単なことではない。

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2018/09/02

写真と珈琲のバラード(43)

多摩センター駅前にある多摩美術大学美術館で9/1日より「神仏人」展が始まる。
兵庫県加東市の文化財を展示したもので、縁あってポスター、カタログの表1、表4、撮影と会場照明を手掛けた。
加東市はそれまで行ったことがなかったが、仏像に興味ある者なら、よく耳にする地名です。京都から西、播州や四国との境に位置し、中世の文化を考える上では欠かせない都市です。写真家の目から見ると、大変興味深い仏像が数々あります。中でも朝光寺の秘仏千手観音像、播州清水寺の秘仏毘沙門天像は、おおいに一見の価値あり。今回撮影のため、つぶさに拝見させていただきました。ご住職、加東市教育委員会の方々に感謝いたします。アップした2体以外にも、普段は目に出来ない秘仏の数々が、展示されました。
このような機会はあまりないと思います。私大の展示としては大変ユニークな試みと思います。
時間ある方はぜひご覧ください。


2018/08/11

写真と珈琲のバラード(42)

久しぶりに珈琲の話。

前回は、焙煎した豆を 冷却する際に佐渡島でつくられた笊を使ってる、でした。
今回も道具の話をします。

私は1kg用の手回し焙煎器を手作りし、毎日使っています。多い時は日に4〜5回は焙煎します。焙煎が終わり熱が少しでも冷めた時期を見計らい、その度に焙煎器を分解掃除します。器内に付着してるチャフ(薄皮)を取り除くためです。
続けて焙煎する場合、残存してるチャフが焦げて、臭いが珈琲に着いたら嫌だからです。そのチャフや要らない残存物を取り除く掃除にハケが必需品です。
このハケにも実は向き不向きがあります。
いろいろ試した挙句、私は、京都三条の橋袂に店がある「内藤商店」のハケを使ってます。
なんとも使い勝手や手まわし感がよろしいのです。元々は、京都に設計事務所がある数寄屋建築の「三角屋」さんの紹介で知ったのです。

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