2011/01/05

ベイシー

平泉中尊寺の僧侶、菅野成寛師のことを書いたので、東北にいるもう一人のすごい友人のことを話したい。
一関のジャズ喫茶「ベイシー」のマスター菅原正二さん(通称ベイシー)だ。
ベイシーにまつわるおもしろい話には事欠かない。
すでに伝説的な男だ。

「ベイシー」の店で放たれる「音」を聞くために、全国のオーディオファンが訪れる。

カウント・ベイシー本人から”Swifty”のニックネームをもらう。
JBLの社長以下、同社の有力な技術者が「ベイシー」のサウンドを聴いて言葉を失い、それから毎年通ってくるという。
文章の達人であると同時に、写真にも才能を発揮する。等々。
ベイシー本人の詳しい履歴は、彼の著書『ぼくとジムランの酒とバラの日々』を読んでください。
この本はめちゃくちゃおもしろい。

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2011/01/01

ニューイヤーブレンド

新年おめでとうございます。
今年も皆様にとって、良い年になるよう願っています。

年末のしばらくは、幸いにも少し時間があったので、コーヒーのブレンドの研究をしていました。
正月三ヶ日は、「Cafe bee」でコーヒーマスターをやるので、そのための新しい味を実現させたかったのです。

テーマは、飲み口がチョコレートの香りと甘さ、のどごしはやわらかなコーヒーの苦味、飲み終わりのすっきりした切れ、をやってみたいのです。
一応満足いく結果になりましたので、初詣などで、近くへお越しの方は試してください。

隣接してる「GALLERY B」では、「劇顔」の展示もやっています。

 

2010/12/24

中尊寺釈迦堂(2)

11/14日の平泉は曇り空でしたが、陽気はそれほど寒くもなく、落慶法会が始まる頃には、時おり薄日も見えて、会はつつがなく進行しました。

現存する中尊寺釈迦堂は享保4年(1719)の建立で、300年に及ぶ経年のために、傷みが激しく、さらに,平安末期作といわれている本尊釈迦三尊像も同じように変化が目立った。修理をせねばならない状態であったという。
今回、法会参列のために中尊寺へ行って、僕は釈尊寺住職菅野成寛師の新たな面を知ることになった。

成寛師とのお付き合いは、かれこれ25年以上経過しますが、考えてみると、住職としての仕事ぶりはほとんど知りません。知っていることといえば、中世史研究の専門家であること、それに、大酒飲みであることぐらいです。
親しい友人であっても、その人が具体的にどんな日常を送っているか、案外知らないことってあるのではないでしょうか。たまにしか会わないのであればなおさらです。すべてを知らなくても、お互いに親しみを感じることはあるのです。肝心なことが解り合っていれば、それだけで深く付き合うことはできるのです。

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