写真展のプリント(2)
新しいベルゲールがどうして気に入らないかというと、古いベルゲールのペーパーをストックしていたので、同じ現像液でプリントし、比較したのです。
結果を簡単にいうと、新しいベルゲールは黒の色味が薄く暗部のグラデーションの再現性に品格が感じられません。黒の色調に厚みがないのです。
現像液を変えれば、また違う結果がでるかもしれません。
このへんは、好みの問題でもあるので、良いか悪いかではありません。まったく個人的な次元で話しています。
僕が持っている古いベルゲールは、好みに合っているのですが、サイズが小さくて今回の写真展には使えないため、新しい印画紙を探すことになったのです。
まず、印画紙を決める前に、やることがあります。
どうせ紙を変えるなら、この際、現像液もテストしてみようと思い、アンスコの処方箋に従って現像液を作ってみました。
どうしてアンスコにしたかというと、コダックの印画紙を使う事はないので、D-72系の現像液は最初から頭にありませんでした。
テストした現像液は以下の5種類です。
アンスコ、A–115
アンスコ、A–120
アンスコ、A–125
アンスコ、A–130
アンスコ、A–135
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