2012/08/25

合宿ダンス。

A

8/22~24日まで、多摩美術大学で僕の授業を受けてる3年生14人と大学の助手さん、僕を含めた計16人で合宿をしました。
奈良から天理に向かってしばらく行くと、窪の庄というところがあり、そこに大学の寮があるのです。
8年前に大学で授業を持つようになって思ったのは、若い人が、日本の歴史や伝統文化に対してもう少し関心を持ってくれたらいいのだが、でした。それで、機会があれば寺や神社、仏像、美術工芸品などを直接目に触れさせて、話をしたいと考えていました。

奈良の近くに大学の寮があるのだから、夏休みを利用して奈良近辺を巡り、日本の文化に触れる合宿をしようと思ったのです。
大学教授になってから3年間は続けて合宿を行ったのですが、その後は何となく中止になり、寮の都合もあったりして、中断していたのです。それが今年の3年生の「先生、合宿を再開してください!」の声で再びやることになりました。

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2012/08/15

たった今思っていること。

昨年から「神殿」とタイトルを付けて植物を撮影しています。

花の盛りはもちろん美しいですが、盛りが過ぎて枯れ始めるときもまた美しい。
時が経つに従い、花の個体によって個性が現れます。すぐに花を落としてあっという間に枯れ縮んでしまうのもあれば、いつまでも色を失わない花もあります。種類によって差がありますが、どうも種類だけではないようで

す。その時の温度や湿度、空気の流れ、光に対する向きなども影響してるようです。徐々に色を変えて、形も環境に寄り添っていくさまは、何とも言えず美しい。
枯れ落ちていく間のどの過程を取り上げても美しく愛おしいのです。盛りが過ぎたからといって捨ててしまうのはもったいない。じっと見ていると想像もしなかった発見があります。

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2012/08/06

二人展

鎌倉在住の彫刻家に、瀧本光國さんがいらっしゃいます。
10/17日から「GARELLY B」で瀧本さんと二人で展覧会をやります。

瀧本さんは1952年福岡県生まれですから、僕より少しだけ若い。5歳違いというのは世代的には同じ、と言っていいのかな。瀧本さんについての詳しい情報は、ホームページをご覧ください。

瀧本さんと知り合ったそもそものきっかけは、僕が銀座で個展をやった時、初めに奥様が見に来られて、それがご縁でご主人の瀧本さんを知りました。その後、送っていただいた作品集を拝見して興味を惹かれました。作品は「滝」でした。
樹木の肌や質感、木目を生かして滝を彫っていたのです。木を削ったり彫ったりして、流れ落ちる滝の様態を表現するというのは、ちょっと考えただけでも難しい。

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