2013/08/03

休息日

8/2日、久しぶりにパリへ戻る。
6区にあるアパート暮らしはたった2週間だったのに、「戻る」という感覚になってる自分が可笑しい。
2日前から夏風邪をひいたらしく、咽喉が痛い。それに咳が出る。
午前中はベッドの上でゴロゴロして、昼過ぎになり、空腹感に我慢できなくなってボン・マルシェの食品売り場へ行く。
プチトマト、名前がわからない茸、ハム、オリーブ、バケット2種、バター、水、ワイン(ロゼ)、を買う。
帰りにアパート近くの雑貨屋でシャンプー、洗濯石鹸を探す。
どれがいいのかフランス語だからさっぱりわからない。
風邪薬も探そうかと思ったが、気力が出ない。
やはり、言葉が通じないストレスは、溜まってる。何かしようと決めてもなかなか気力がいる。
微熱があるかもしれない。

今回パリに戻って来る際に、シャルルドゴール空港で三脚のケースが行方不明、1時間ぐらい探したけど見つからず、オフィスカウンターへ行ったら長蛇の列。「うわっ」と気持ちが萎えかけたけど、最後尾について順番待ち。
やっと自分が呼ばれてテーブルの前へ行き、係りの人に英語で説明すると、「多分あるよ」の顔してる。
何やらキーボードを叩いていたが、やおら立ち上がりスタスタ歩き出した。バッゲージが出て来たターンテーブルとは全然別の方角へ行く。後を追う。

ありました!
床の上に転がされてありました。
どうして?細長い形のせいですか?
説明がないんだもの、別の場所にあるなんてわからないよ。
手元に戻るまで、飛行機が到着してから2時間以上過ぎてました。

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2013/07/21

16世紀の画家ハンス・ホルバイン

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7/20、ベルリンポツダム広場にある「絵画館」へ行きました。

僕が宿泊してるホテル(フリードリッヒ シュトラーゼ)から、近郊電車に乗って南へ2駅です。
ここは13世紀~18世紀のヨーロッパ絵画の傑作がズラリと並んでる。
ラファエロ、ボッチチェリ、ブリューゲル、フェルメール、カラヴァッチオ、レンブラントなど、中世の名画の宝庫で、じっくり観賞してたら、1日ではとても時間が足りない。
今回、絵画館へ行ったのは、理由がありました。
16世紀に活躍した肖像画家「ハンス・ホルバイン」の作品を見て、日頃疑問に思ってることを実際に確かめたかったのです。

ヨーロッパの絵画を俯瞰してみると、14世紀後半頃から絵画の雰囲気がガラリと変わります。
一口に言うと、それまでに比べると人物の描き方が飛躍的に現実的になります。つまり、本物そっくりに描くようになります。モデルになった人物の個性的な表情、身に付けている衣装の皺や襞の細部まで、まるでそこに実物があるように本物そっくりに描いています。

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2013/07/19

アンセルム・キーファー

写真写真[1]写真[2]

7/18日、ベルリン中央駅北側にある「ハンブルガーバーンホフ現代美術館」へ行った。

11:00頃に着いて、美術館を出たのは16:50分だったので、5時間以上居たことになる。
それほど長時間何を見ていたのかというと、「Anselm Kiefer」の作品です。
美術館の企画展は「BODY PRESSURE」のタイトルで、Gilbert & George, Duan Hansen, Martin Kippenberger, Bruce Nauman, Nam June Paik など総計22人の作品を展示してあった。
しかし、これらの作品が全部まとまったところで「Kiefer」作品1点に敵わない。
作られたモノというのは、本当に正直です。

この現代美術館の建物は、元ハンブルグ行きの列車が発着した駅舎を改造して作った。
内部はどこか駅舎の香りがする。とても綺麗な空間で、壁は柔らかい白で統一されている。
現代美術を観賞するのにふさわしい。何故白い空間が現代美術に好まれるのだろう。これは現代という時代の特徴を考えるにはいいテーマかもしれない。

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