写真と珈琲のバラード(7)
朝の美味しい珈琲を飲み、豊かな気持ちになって写真について考える。
昨日(11/14)は早朝4:00に起きて撮影に出発。
写真集『常ならむ』に掲載する内では最も新しい作品になる「道」を撮りに南房総へ向かいました。
予定では今頃『常ならむ』は希望された方のお手元に届いてるはずでしたが、未だに「道」を探して撮影続行中ですから、刊行は来春になります。
「道」を撮った写真で直ぐに思い出すのは、ロバート・フランクが撮影したハイウェイです。いかにもアメリカらしい幅広い道路が地平線の彼方まで一直線に続いてる写真です。大陸を感じさせるスケール感が、何やら人生の道程すら想起させ、何重にも続く大きな起伏が、一筋縄ではいかない道筋を予感させる素晴らしい作品です。ここまでは私が鑑賞者としての言葉です。私は写真家ですから、創作者としての言葉もあります。そして自分にとっての「道」があります。
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