写真と珈琲のバラード(11)
珈琲豆は産地と種類によって個性が違います。一粒の大きさもまちまちですし、形や厚みも異なります。美味しい珈琲を飲むためには、何と言っても焙煎が大事だ、と述べましたが、抽出次第だと思ってる人も多いようです。抽出ももちろん影響ありますが、注意することは、
1)熱湯で抽出しない。
2)湯をいっぺんに注ぎ過ぎない。
適切な焙煎をされていれば、このふたつを守るだけで充分美味しい珈琲になります。
珈琲豆は産地と種類によって個性が違います。一粒の大きさもまちまちですし、形や厚みも異なります。美味しい珈琲を飲むためには、何と言っても焙煎が大事だ、と述べましたが、抽出次第だと思ってる人も多いようです。抽出ももちろん影響ありますが、注意することは、
1)熱湯で抽出しない。
2)湯をいっぺんに注ぎ過ぎない。
適切な焙煎をされていれば、このふたつを守るだけで充分美味しい珈琲になります。
昨日、11/28日で「十文字美信写真展 刻々」が終了しました。来廊いただいた皆様に心から御礼申し上げます。
今回展示した写真は、球磨川の支流草津川(そうづがわ)の水面を撮影したのですが、私にはとても興味深い作品になりました。作品から何を観ていただきたいのかというと、すべての作品には何らかの生き物が写っていて、その生き物がとても可愛らしいのです。ただの水の「ゆらぎ」を写しただけですから、画面には生き物が写っているわけではありません。正確には「生き物に見える」、です。
あくまでも透き通った清流は、両岸の地形や水底の形、水中にある岩や石の影響でさまざまに流れが変化します。注意して見ると、視界に入る狭い範囲でも複雑な流れを見つけることが出来ます。角度や速度の違う「ゆらぎ」がなるべく複雑に集まる場所を探して、太陽の直射光が当たる時間を選び撮影したのが冒頭にアップした写真です。
今日は珈琲について書いてみます。
私が珈琲の焙煎を始めたきっかけは以前にも書きました。元々はあまり珈琲が好きではなかったのです。それで焙煎に取り組む前に、何故珈琲が好きではないのか?どちらかというと嫌いだったので、何故嫌いなのか、その原因、理由を考えてみたのです。
まず、何よりも嫌なのは、どぎつい口当たりです。日本茶や紅茶と比べても、珈琲が口に入って来た時の繊細さの欠けた不躾さはなんとも性に合わない。それに喉を通過した後に残る酸味の含まれた苦味が、いつまでも消えないことでした。それまでの珈琲体験が良くなかったのかと思い、実際に焙煎に取りかかる前に、名店珈琲を探訪することにしたわけです。
結果、私の目指す珈琲のコンセプトと特徴を設定することが重要だと思いました。私にとって、好きな珈琲、理想の珈琲とはどんな珈琲なのか?と考え出したのです。
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