「FACES」の写真、暗闇の中から浮かび上がる
八月十日、本来なら湘南の久留和海岸でCF撮影の予定が、降雨のため十二日に延期。
翌十一日は同じクライアントでスチールの撮影。
もう気心が知れてるスタッフなので、撮影は約九十分で終了。それでも僕にしては時間がかかったほうです。
デジタルカメラで撮影したので、その場ですぐにセレクトする。
十二日は夜間撮影だが、午前中に撮影現場に入る。
九日に、台風の影響で高波が押し寄せ、海岸の砂浜に作った坂道が決壊。そのために若干ロケセットの位置を変更せざるを得なくなり、夕方まではセットの中のさまざまな小物の位置修正。
七時に撮影開始。空の青味が残るバランスは時間にしてわずか十分。あとは、前後のカットのつながりを考えながらライティングで修正。すべての撮影が終了したのは夜の十時半頃でした。
十三日は前日撮影した作品のテレシネ。テレシネとは、フィルムで撮影した映像を電気信号に落とす作業。この時にカラリストと一緒にモニターを見ながら色味を作っていくのです。夜は十九日から始まる別のロケの打ち合わせ。
そんなわけで、十四日からやっと「FACES」展のプリント作業を始めることが出来たのです。
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