近況
前回の書き込みから、ずいぶん日にちが過ぎてしまいました。
蓼科、大阪とロケが続き、その間にも対談、講演、大学の授業と休みなしで動いていました。
何よりも、少しでも余裕があれば、9/5日から始まる個展のための撮影に時間を使いたかったのですが、それもままならず、どうなりますか。
ちょっと他人事みたいに聞こえたかもしれませんが、とんでもないです。寝ても覚めても、写真のことばかり考えています。
以前、「フレーム」というタイトルで、次の展覧会にふさわしい写真フレームについてささやかな感想を書きました。
現在も、今撮っている写真にふさわしいフレームをずっと探し続けているのです。
京都の「三角屋」さんから、江戸時代の栗の柱材で作ったフレームが送られてきて、暇を見つけてはそれを必死で磨いた結果、僕のイメージどおりの質感が出来たのですが、写真を嵌めてみたら、・・・なんだか違うのです。
どう言ったらいいのかわかりませんが、あまりに材が主張して、フレームが物質的になってしまい、肝心の写真が一枚の紙になってしまうのです。写真は印画紙なんだから、紙で当たり前と思われるでしょうが、そうではなくて、僕としては、作品を目の当たりにしたら、当然ながら写真の中身、表現してる世界に気持ちが飛び込みたいわけです。
フレームひとつ取り上げても、問題山積です。
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