川嵜徹写真展始まる
いよいよ明日から「GALLERY B」で新しい作品展が始まります。
川嵜徹写真展「繁雄/先生/家族」です。
川嵜君は今年の3月に多摩美術大学のグラフィックデザイン学科を卒業した若者です。
大学では僕の写真の授業を受けました。
川嵜君が3年生の時に初めて彼の作品を見ました。僕が出した課題を撮ったものです。
写真の基礎がしっかり身に付いていたので、以前から写真の経験があるのかと思ったら、大学に入って写真に興味を持ったとのことでした。
最近はデジタルカメラが発達して、簡単にいうと、カメラが写真を撮ってしまうので、技術的な要素はないがしろにされがちですが、川嵜君は、写真的な世界の特徴は階調にあると考えて、トーンというのを大変重要視しています。
自分の色、自分のトーンをかたくなに再現するために、出来得る限り、フィルムで撮影し暗室でプリントします。
初めて川嵜君の写真を見た時も、その暗室作業の緻密さに驚きました。1〜2年の経験でここまでやれるのか、と感心したのです。
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