「滝」の行方。
今年もあとわずかになってきました。
このところずっと暗室に入っています。来年1/1日から鎌倉「GALLERY B」で開催する作品展の準備に追われています。
今回展示する写真は「滝」です。主に撮影したのは2003年ですが、前後数年間は「滝」の魅力に心を奪われて、全国を巡って撮り続けていました。名漠として有名なものもあれば、それほど知られてはいないけど好きになってしまい、何度も通い続けた「滝」もあります。
「滝」の何がそれほど魅力的なのでしょう。今回の展示に際して書いた「まえがき」を載せます。
<「滝」を目指して山中を歩いて行くと、まず先に流れ落ちる水音が聴こえてきます。近づくにしたがって遠かった水音は轟音に変わり、ついに姿を現した時の感激は何度経験しても新鮮です。
物凄い勢いで岩壁を流れ落ちる水の姿は、ただ目の前に存在しているリアリズムでは表現しきれません。「滝」を見つめていると、畏怖する気持ちと官能とが同時に立ち現れるような不思議な感覚に襲われるのです。>
以上まえがきのために書いた文章ですが、この先を書いてみます。
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