母の一周忌に思ったこと。
今日、7/12日は、母の一周忌です。
月並みな言い方ですが、時が過ぎて行くスピードが速い。本当にあっという間に1年が過ぎました。亡くなってからまだ数ヶ月しか経っていない気がします。しかしその一方で、何だかずいぶん昔のような気もします。
母と息子の関係というのは、母と娘とは違う独特なものがあるように思います。父と息子とも、父と娘とももちろん違います。僕には娘がいるので、父親にはなりましたが、母を想う時は息子のままです。
人はみなそれぞれ事情を抱えているので、似たような境遇であっても同じ育ち方にはなりません。僕自身、二人の姉と弟が一人います。でも、姉や弟とは全く違う育ち方をしました。
僕は12歳の時に母と別れました。両親は離婚し、僕だけが父の元に残されたからです。その時の母の気持ちは今では想像するだけです。母と息子の関係は、存在している数だけ違った関係になるのでしょうが、僕は自分が子供の時から母が可哀想でなりませんでした。物心ついた10歳ぐらいから母のことが不憫で仕方ありませんでした。子供心にも、母が幸せな人生を歩んでるとは思えなかったのです。夫婦には他の人にはわからない複雑な事情があると思いますが、それでもやはり息子は母の味方です。少しでも母が楽になればいいと思って、僕は10歳から働いていました。働くといってもたかがしれてますが、手にした収入の中から10円だけ自分が取って、残りを母に渡しました。10円ずつ貯金して、野球のグローブを買いたかったのです。僕がお金を渡した時に母は泣いていました。
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