2013/01/03

新年早々

2013年が始まりました。
新年おめでとうございます。

新しい年にあたって特別な抱負はありませんが、まず無病息災を願っています。

昨日は強風が吹きましたが、今朝は風も無く穏やかな天気のようです。昨日はあまりの風の強さで、カフェの看板も倒れたり、鉢植えが幾つか横倒しになりました。この程度の風だから良かったですが、普段穏やかな場所でも、冬は時々荒れることがありますね。強い風が吹くと写真が撮りたくなります。

そして、こんな時に思うことは、鴨長明の『方丈記』にあるような中世の京の街を吹き荒れた「つむじ風」のことです。

いったい、どんな風が吹きまくったのだろう。
単純に現在の「竜巻」かなあ、と想像していましたが、強さも規模も正確にはわかりません。生活形態や科学的な知識が不足していることを重ねてみると、当時の人々が抱いた恐ろしさは僕の想像の範囲を超えた恐怖だったのでしょう。

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2012/12/27

「滝」の行方。

「滝」の行方。

今年もあとわずかになってきました。
このところずっと暗室に入っています。来年1/1日から鎌倉「GALLERY B」で開催する作品展の準備に追われています。
今回展示する写真は「滝」です。主に撮影したのは2003年ですが、前後数年間は「滝」の魅力に心を奪われて、全国を巡って撮り続けていました。名漠として有名なものもあれば、それほど知られてはいないけど好きになってしまい、何度も通い続けた「滝」もあります。
「滝」の何がそれほど魅力的なのでしょう。今回の展示に際して書いた「まえがき」を載せます。

<「滝」を目指して山中を歩いて行くと、まず先に流れ落ちる水音が聴こえてきます。近づくにしたがって遠かった水音は轟音に変わり、ついに姿を現した時の感激は何度経験しても新鮮です。
物凄い勢いで岩壁を流れ落ちる水の姿は、ただ目の前に存在しているリアリズムでは表現しきれません。「滝」を見つめていると、畏怖する気持ちと官能とが同時に立ち現れるような不思議な感覚に襲われるのです。>

以上まえがきのために書いた文章ですが、この先を書いてみます。

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2012/12/14

「パヴロバ回顧展 」始まる。

今日(12/14)から、ギャラリーBで、「パヴロバ回顧展」が始まりました。
パヴロバさんとは何者か、といいますと、日本に初めてバレースクールを開校した方です。

1919(大正8)年、ロシア革命を逃れたパヴロバ一家(母ナタリア、姉エリアナ、妹ナデジダ)は横浜に居を構え舞踏家として活動を始めますが、関東大震災で被災したこともあり、一時期上海に渡ります。しかし、1925(大正14)年再来日し、鎌倉七里ヶ浜に日本初となるバレースクール「パヴロバ・バレースクール」を設立します。

姉のエリアナさんは、1941(昭和16)年に軍の慰問中に上海で客死。その後、妹のナデジダさんが意志を引継ぎ、バレー教育を続け多くの舞踏家を育てました。
ナデジダさんは1982(昭和57)年に亡くなり、今年が没後30周年にあたるため、地元の篤志家を中心に記念展を行うことになったのです。
当時の珍しい資料や写真などを展示してあります。展示期間は3日間と短いので、あっという間に終了してしまいます。この展示も多くの方にぜひご覧いただきたい。パヴロバ・バレエスクール回顧展

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