2012/12/14

「パヴロバ回顧展 」始まる。

今日(12/14)から、ギャラリーBで、「パヴロバ回顧展」が始まりました。
パヴロバさんとは何者か、といいますと、日本に初めてバレースクールを開校した方です。

1919(大正8)年、ロシア革命を逃れたパヴロバ一家(母ナタリア、姉エリアナ、妹ナデジダ)は横浜に居を構え舞踏家として活動を始めますが、関東大震災で被災したこともあり、一時期上海に渡ります。しかし、1925(大正14)年再来日し、鎌倉七里ヶ浜に日本初となるバレースクール「パヴロバ・バレースクール」を設立します。

姉のエリアナさんは、1941(昭和16)年に軍の慰問中に上海で客死。その後、妹のナデジダさんが意志を引継ぎ、バレー教育を続け多くの舞踏家を育てました。
ナデジダさんは1982(昭和57)年に亡くなり、今年が没後30周年にあたるため、地元の篤志家を中心に記念展を行うことになったのです。
当時の珍しい資料や写真などを展示してあります。展示期間は3日間と短いので、あっという間に終了してしまいます。この展示も多くの方にぜひご覧いただきたい。パヴロバ・バレエスクール回顧展

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2012/11/28

「升たか 作陶展」始まる。

A

昨日、「升たか 作陶展」に出品する作品を拝見しました。

今回展示する作品は、昨年と大きく違って、オブジェが8点あります。
人物像が6点、昆虫らしき像1点、あとの1点は何と言ったらいいか、顔でもなく、形を表現したものでもなく、「手が動いているうちにこうなった」とでも言ったらいいのでしょうか、思わず立ち止まってしみじみ見たくなる「もの」です。
すべてが繊細な色使いで出来上がっていますが、印象は強烈です。
升さんの心の内側を覗くような、作陶家のプライバシーに触れるような気がしました。

僕がここで何か言葉を使って説明すると、升さんから「いや、違うんだなあ」と言われそうなので、解説は止めておきます。
どちらにしても、あまりお目にかかれない、不思議な作品です。
なかなか興味深いものですよ。ぜひ見に来てください。

オブジェ以外に、器、皿など、日常の愛用品としての作品ももちろんあります。

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2012/11/02

菊ひとり、菊ふたり。

ホントにホントに、時は過ぎ去るのが速い。
あらためて思います。

B

木彫家瀧本光國さんとの二人展も、10/17日に始まり、20日にギャラリートークも終え、29日に無事終了しました。来廊された多くの方に心からお礼を申し上げます。ギャラリートークは、立ち見が出るほど盛況でした。木彫家との二人展は今までにない初めての試みでしたが、僕には面白い経験でした。
今回の展示に関して、印象深いことがいくつかありましたが、極めつけは、神奈川新聞の湘南版に載った記事でした。
「現代美術に新風を 鎌倉 木彫家と写真家二人展」
と題した文章です。

A

とても好意的に取り上げていただいた記事で、ありがたかったのですが、文中、こんな記述がありました。
「・・・瀧本さんの大型の木彫と、その近くに飾られた白と黒のコントラストで表現された十文字さんのモップの写真は、・・・」
記者がモップと思った作品は、実は菊の花なんです。
今回のDMに使った写真です。
何人かの方から「ハタキ?モップ?ホーキ?」と尋ねられたので、この記事を書いた記者が悪いわけではありません。何を写したのか、すぐには解りにくい写真なのでしょう。

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