2013/06/15

茶毒蛾(4)

午前11:00から港区芝のプリンスタワーホテルで開催された読売広告大賞の授賞式に出席しました。
昨年撮影した「永谷園」の新聞広告が、部門賞最優秀賞とフォトグラフ賞を受賞した。俳優の高倉健さんを撮影したので、写真の力というよりは、高倉さんの圧倒的な存在感が、読者や審査員の目をひいたのでしょう。
私自身が評価されたことはもちろん嬉しいが、クライアントの永谷園が受賞したことの方が、正直嬉しかった。スタッフに対する永谷さんの信頼は、仕事を進めて行くうえで、最もありがたかった。今回のような仕事は、これまでの僕の写真家人生の中でも初めての経験ばかりだった。この先二度と無いかもしれない。

式進行の間、痒くて痒くて困った。
茶毒蛾にやられてから今日で3日目。痒みの内容が少しずつ変化している。
今日の痒みは昨日に比べて重さが出てきた。深さがある、と言ってもいい。茶毒蛾にやられた当初の痒みは派手だけど、皮膚の表面から派生した痒みだった。今日の痒みは内側から生じてくるニュアンスだ。熱っぽさも深さを感じる。厚ぼったい熱だ。この症状は回復方向だろうか、あるいはより悪くなってるのか、まだ解らない。
このまま放置していて構わないのか、少し不安になってきた。自力で治癒するのか?それとも悪化させて結局は医者にかかる羽目になるのか。

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2013/06/14

茶毒蛾(3)

一日中暗室に籠って新作のプリントをしていました。
早朝に起きて焙煎をした後、助手の山口君と二人でモノクロの写真をプリントしました。
10時から入って終わったのが18:30分です。その間暗室から出たのはトイレと昼食だけ。隣の事務所スペースでパンとジュースを食した20分ぐらいですから、籠りっきりと言ってもいいでしょう。

プリントはワクワクします。特に新しい作品ですから、期待で想像が膨らみます。

しかし、茶毒蛾の怨念は相変わらず強烈です。
痒みは収まるどころか、体の新しい部位へと広がっています。ついに首と手首にもブツブツが発症しました。親指と人差し指の間のやわらかい部分に、紅い点々が出てきました。

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2013/06/13

茶毒蛾(2)

昨夜からの雨が今朝も降り続いています。
痒みは一向におさまりません。
睡眠中に、知らず知らず掻きむしっていたのでしょう。場所によってはヒリヒリ痛んで、先端が湿っています。色もさらに赤味が増してきました。

体の場所によって発症の状態が少し異なっていて、小さなブツブツが一面に広がっているところと、大きな面積のところがあります。よく見ると、ブツブツの先端はプツっと水疱化しています。形だけは、ひまわりの花の中心みたいです。あんな綺麗じゃないですけど。
発症していない箇所は、顔、手首から先、局部(よかった)、足首から先だけで、残りはやられています。頭部もひどく、髪の中に手を入れると頭皮はデコボコです。

最もひどい症状は背中ですから、この辺りが直接やられた場所でしょう。
首の付け根は、胸や背中から上がってきてるので、もしかしたらそのうち顔にも出るのでしょうか。

昨日は一日大学の授業でした。「ライティング」の最後の授業で、スタジオのスペースと機材を使って「大切にしているモノを撮る」でした。
学生に指導している間は気持ちが集中してるからいいのですが、ふとした隙間の時間がたまらないです。それに通勤に往復で4時間かかりますから、その間の姿勢が難しい。車のシートに触れてる背中が猛烈に痒いのです。授業を含めて10時間、何とか無事に終わりました。

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