2013/09/17

ウクライナ「Japan Mania」展報告

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9/13~15日のウクライナでの展示が終わり、パリのアパートに帰ったところです。

ウクライナ日本センターからの招聘があったのが7月末でした。
そこから展示実現までは、怒涛のような日々で、無事に終わってこうして振り返ると、まったく夢のようなキエフでの数日間でした。
ウクライナ日本センターが主催した「ジャパンマニア」展は今年が2回目で、ウクライナの人々に日本の文化を紹介するフェアーです。

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巨大な会場にブースを作り、それぞれ音楽、茶、書、合気道、料理など、さまざまな工夫を施し、ウクライナの人達に日本の文化の一端を楽しんでもらおうという試みです。
昨年は2日間で約1万人の入場者があり、ウクライナの人々がいかに日本の文化に関心があるかわかります。
今年は3日間の会期中すべて雨でしたが、昨年に匹敵する、あるいはそれよりも入場者数は上回ったようです。

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2013/09/08

窓の外

窓の外

パリ北駅からユーロスターでロンドンへ行く。
この列車には、かねがね乗ってみたいと思っていたので、さまざまに興味深い。
パリ出国通関時に、滞在期間、渡英の目的などを事細かに訊かれる。

通関手続きが終わり、列車に乗り込んで右の車窓を見ると、金網越しに黒人の家族が集まっていた。駅のホームを挟んで見えた光景に不意を突かれた。被写体までの距離と白い金網が、僕と彼らを隔てている。なぜこの光景が気になったのかわからない。わかる以前にシャッターを切っている。

僕は写真を撮るたびに思うことがあります。モノを明確に見ることに、心が離れていくのがわかるのです。明確にすることは、はっきりさせることです。モノの行く末を限定すること、場合によっては変化を否定して、そのままジッとしていなさいということになりかねません。モノには、僕が介在する以前から変化の可能性を孕んでいます。

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2013/09/06

ウクライナ「Japan Mania」展

ZANKETSU rectoZANKETSU verso

9/11、ウクライナのキエフへ行く予定です。
当地で9/13から「Japan Mania」展が開催され、僕の作品が招待されることになりました。

ウクライナ日本文化センターが主催で、日本のさまざまな魅力をウクライナの人達にいっぺんに知ってもらおう、という興味深い企画です。僕がパリに来てからこの話がまとまったので、まことに急転直下、満足な準備期間もなく、手持ちの作品を展示するしかありません。

せっかくの機会です、最新作でまだ未発表の「残欠」という作品を持っていくことに決めました。

僕が参加するに当たっては、パリ在住の友人市田Kyoさん、Fumikoさんご夫妻、齋藤しおりさんの骨折りがあって実現することになりました。
僕にとっては晴天の霹靂のような唐突なお話でしたが、ウクライナという国に対する興味に強く惹かれてすぐに参加の決心をしました。

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