写真と珈琲のバラード(32)
久しぶりに珈琲の話です。
以下はあくまでも個人的な感想です。
私は自分で珈琲焙煎を始めてから今年で8年目になります。香り、味、口当たりなどが、工夫次第でいかようにも変化することの面白さに目覚めて、ほとんど毎日実験を繰り返しています。最近確信したことの一つを話します。
生豆の焙煎というのを実際に見たことがなくても、なんとなく具体的なイメージを持つことは出来ると思います。火力と時間との相関関係であらゆる方向に変化していきます。それはもうやり方次第でどんな珈琲にもなるのです。どの種類の豆にも酸味から甘味、苦味を取り出すことが出来ます。モカは酸味が強いとか、グァテマラは苦味があるとか言っているのは、そのように焙煎されているからなのです。モカを甘味で止めることも出来るし、グァテマラに酸味を感じさせることも焙煎次第で出来るのです。さて、今回話すのは焙煎が終わってからのことです。
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