2016/11/11

写真と珈琲のバラード(4)

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今朝は激しい雨。目が覚めると、屋根を叩く雨の音が聞こえます。

今回のアメリカ大統領選挙の結果は、ご存知のようにトランプさんの勝利に終わりました。正直驚きました。まさかアメリカ国民がここまで現状をなんとか打破したい、の思いに切羽詰まっていたとはビックリです。いま、一番驚いているのは、本人のトランプさんではないでしょうか。

関西の大地震から続いて、東北、熊本と、日本も地球規模で揺れています。福島の原発事故が原因で抱えている問題も、どこまで解決に向かっているか不透明です。国民の関心を東京オリンピックで誤魔化してるように思いませんか?4年後に行われるたった2週間のスポーツイベントのために、巨額の税金を投資するのはやめてもらいたい。もったい無いですよ。報道も含めて今やらなければならないことはなんでしょう。

と、こう考えながら今朝も珈琲の焙煎を2回しました。豆の種類はマンデリンとケニアです。本当は、珈琲は豆(まめ)ではなく実(み)なのですが、通称の豆で話します。

焙煎の話をしようとすれば、写真と同じように、話すことが多過ぎて何から話していいか、です。まず、基本的なきっかけなどから。

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2016/11/10

写真と珈琲のバラード(3)

写真と珈琲のバラード(3)

キスマーク?いえいえ、違います。

月日が経つのは速いものですね。珈琲の焙煎を始めてから今年で7年経ちました。だいたい平均すると2~3日に1回。1回につき2~3種類の珈琲を焙煎します。ならしてみると、ほぼ毎日1回焙煎してることになりますから、単純計算で、約365×7=2555回ぐらいの焙煎をしたことになります。やり始めの頃は実験に次ぐ実験だったので実際のところはもっと多く、ただし、1ヶ月の夏休みがありますから、3000回に届かないくらいの回数でしょうか。それだけの焙煎回数で、先日、ついに初めて火傷を負いました。そうです、一瞬、ほんとに、本当に微かな瞬間ですが、焼けた焙煎器に触れてしまったのです。

すぐに冷水をジャカジャカかけ、氷を当てて冷やしました。焙煎器に触れた直後はなんともなかったのですが、時間が経つに従い、徐々に肌の色が変わり、紅く変色して来ました。ヒリヒリ痛みも感じてきたので仕方なく薬をつけました。そして、2日過ぎてガーゼを剥がした直後の写真が冒頭のキスマークまがいです。

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2016/11/09

写真と珈琲のバラード(2)

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前回、珈琲カップの撮影について書きましたが、少し付け加えたいことがあります。器を撮るなら何といっても自然光がいいです、の話をしましたが、もうちょっと詳しく説明すると、太陽光が相応しいのは主たる光、主光源です。ところが、主光源以外の、業界用語で言うところの「おさえ」の光は私の場合、タングステンやハロゲンを使うことが多いです。自然光と人工光のミックスで撮影するのです。理由は、写真の特性を活かすためです。

私が考える写真の魅力に「ごちゃごちゃ混ぜ合わせる」があります。整理しない、片付けない、捨てない、です。引き算より足し算です。せっかくそこにあるものを退けてフレームの外に押し出さないこと、です。光もそのように考えます。むしろ積極的に性格の違う光を混ぜ合わせるのです。

今回、珈琲カップを撮影したのは、Cafe beeの室内の窓際を選んでセッティングしました。カップを撮るための主たる光は窓からの自然光ですが、店内を照明してるのは天井に設置したハロゲンランプです。光の環境をそのまま撮影すると、自然光とハロゲン光とのミックスになります。強さは圧倒的に自然光ですが、今回はモノによって、さらにタングステン光を足して撮影しました。何故そのようなことをするかと言うと、光の色を混ぜ合わせて撮るためです。

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