おいしいコーヒー(2)

あれから(コーヒーに興味を持つようになってから)毎日、早朝の出勤前か、帰宅した後の夜中ですが、コーヒーをいれています。ドリップに関しては、初めの頃はペーパーで試していました。無漂白の紙を試したり、シングルからダブルのペーパーを使ってドリップしてみましたが、結局、結論はネルドリップになりました。もちろん好みの問題ですから、これが正しいと主張するわけではありません。なんとなく紙の匂いが気になるのと、味のやさしさで、ネルに落ち着きました。

その人の使いやすさとの兼ね合いもあるでしょうし、大げさなことを言うようですが、地球環境的な考えなどもあるでしょうから、どちらを選ぶかは個人の判断です。
当初、焙煎された豆をさまざまに使って試していたのです。新鮮な豆を求めていろいろな焙煎業者から取り寄せていました。しかし、だんだんと自分で焙煎してみたくなり、先日、浅草かっぱ橋へ行き、UNIONコーヒーさんで手回しの焙煎機を買ってきました。


将来的には、専門的な焙煎機を購入することになるにしても、ひとまず、焙煎するなら、自分の手でやってみる必要を感じたのです。
まだ手回し焙煎に関しては、あれこれ言えるほど経験はありませんが、それでも解ってきたことがあります。
深く煎るにしたがって苦みが増すのではないかと思っていたのですが、そうではありません。むしろ、深く煎ることで甘みが増してきました。ただし、温度と関係があるのです。
煎る時間が深まってくると、パチパチ爆ぜた音がしてきます。その段階で火力を弱めて焙煎の度合を調節する、というのが常識のように説明されたのですが、どうもそうとばかりは言えないようです。
まさに「逆も真なり」で、最後の方で火力を強める、というのがコツのようです。
友人の渡会さん(写真家で15年間ご自身で焙煎しているとのこと)も言っていましたが、実際にやってみるとわかります。ただし、切り上げのタイミングが難しくなってきます。

ミルとの関係も重要です。
豆を砕いてはだめです。豆を切る感覚です。そして、切れ味が鈍くなってきたら、刃を鋭くしなければなりません。この切れ味はかなり実際の味と関係があります。粗さ細かさの設定は、豆の煎り方、分量との関係でもあるので、ここで何が正解かを語ることはできません。
そそぐ湯の温度も味と関係があると言われています。湯温が高ければ、注いだ時の粉の盛り上がりが激しく、まるでコーヒーが生きているようなので高温にしがちですが、沸騰した湯でコーヒーをいれると、味が単調になってしまいます。沸騰した湯が少しだけ冷えた頃合いが良いと思われます。では、何度がよろしいかというのは計測したことがないので知りません。冷やし方に関してはそれぞれが工夫を凝らしてやるしかありません。
僕はほんの初心者ですから、これが正しいという方法はまだわかりません。自分の経験から得た感想を随時報告して、読者からのアドバイスも受けたいのです。
またしてもごちゃごちゃ書きましたが、せっかくコーヒーに興味を持ったので、行けるとこまで行ってみたいのです。

 

3 Responses to “おいしいコーヒー(2)”

  • 徐 麗 |

    確かにペーパーを使ってドリップすると紙のにおいをします、環境にも悪いです。ですから、専門的な焙煎機があれは本当にいいですね。。こちらはエスプレッソ作れるコーヒーマシンを購入しました。先生は朝、よるもコーヒーですごいです。日々違う味と香りを発見できそうですね。。。そして、世界で一番高いコーヒー豆「Kopi Luwak」の作り流れに驚きました。。。飲む勇気が必要です。。。

    • Bishin |

      エスプレッソマシーンを使ってるとは本格的だね。僕も使ってます。あれは失敗もなく、コンスタントな味を楽しめるから間違いないね。一応、ドリップコーヒーの味にある程度の自信ができたら、機会を設けますからぜひ飲みにきてください。

  • 徐 麗 |

    本当ですね、エスプレッソマシーンが失敗はない、購入したのは指一本押すだけのタイプですから、簡単すぎでつまらないぐらいです。(笑)
    ありがとうございます!先生のコーヒー会は参加させていただきます!すごくすごく楽しみにしてます!!わくわくします!
    :-)

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