東北関東大震災

今は３月２１日の早朝。震災からちょうど１０日目ですが、時々、未だに余震と思われる揺れを感じます。連日、テレビやラジオで報道されるニュースを聞くばかりで、あまりの災害の大きさに言葉もありません。僕は直接の被害はなかったのですが、東北に居住する友人の中には未だにご家族の安否がわからない方がいます。被災者の方に対して少しでも励ましや慰めの言葉をかけたいのですが、実態を知るにしたがい、何を言っても嘘に感じてしまいます。この災害の現状を語るにふさわしい言葉は見つかりません。吐くべき言葉は、希望を意味しなければならないのでしょうが、自分の気持ちを正確に表現する言葉が出てきません。

ひとつ気になることがあります。
現在、最も注目しているのは「原発事故」です。
テレビで観ているだけですから、何かを発言するには頼りにならない情報源ですが、それでも感じることがあります。政府が対応してるなかで、「原子力安全保安院」の答弁が他人ごとのような態度にも感じられました。「原子力発電所」と「保安院」の関係を知らないので、突っ込んだことが書けませんが、どうも「保安院」が上からものを言ってるような気がします。これは僕の感想です。それに、気象庁は毎日、詳しい風向きを発表すべきです。損壊した原子力発電所から、放射線、放射能物質が漏れ出ているなら、正確で詳細な風向きと風力は、最も国民に知らせるべきです。安全か危険かの判断材料になるべき公平なデータを、民間レベルでなく、気象庁が作成して公示するべきではないでしょうか。