2025/04/22
18年
2007年3月華厳の滝で撮影。
2025年4月華厳の滝で撮影。
18年間の時間が写ってる。
先日、高野山で撮影した帰りに奈良まで足を伸ばして少しだけ撮影した。その撮影している自身のスナップを見ると、肉体を三脚がわりにしてるのがよくわかる。これを50年以上続けてきたのだから、肩や手首が痛くなるのも無理はない。
わかっているのだが、撮りたいものが湧いてくるのです。
(撮影:山口徹)
中世の鎌倉文化を考える上で重要な僧侶が何人かいます。中でも西大寺の叡尊、極楽寺の忍性、そしておそらく忍性の弟子だった覚賢は特別です。3人に共通しているのは、巨大石造五輪塔の存在です。
覚賢さんの五輪塔(高さ約3m)はしばらく前までは忍性さんの五輪塔だと思われていました。それが関東大震災で塔が崩れたことで、基盤底から火葬した骨粉が見つかり、骨蔵器に刻印された文字から覚賢さんの塔だと判明したのです。
現在、浄光明寺が管理していますが、寺の裏山最奥山中にあるため普段は見ることが出来ません。幸運にもたまたま、公開日に訪れたことで拝観することが出来ました。
私は右肩、手首の痛みにも関わらず、どうしても見たい、撮りたいの気持ちが優先して行ってきました。
案の定、痛みがぶり返して今は湿布で押さえています(またまたトホホです)。
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