2025/07/20
虫に刺された。

昨日、那智撮影から戻る。
作品として手応えはあったのだが、撮影中にズボンの上から左脚を黒色の蜂のような虫に刺された。
だんだん腫れてきて、水膨れがあらわれたので、仕方なく皮膚科へ行ってみようかと。
彼らのテリトリーに入るのだから、お互い必死だね。

昨日、那智撮影から戻る。
作品として手応えはあったのだが、撮影中にズボンの上から左脚を黒色の蜂のような虫に刺された。
だんだん腫れてきて、水膨れがあらわれたので、仕方なく皮膚科へ行ってみようかと。
彼らのテリトリーに入るのだから、お互い必死だね。

距離が遠くなると見えない。
過ぎ去った過去は見えない。
当然ながらこれから訪れる未来は見えない。
物体が移動するにあたって一定の速度以上になると見えない。
遮蔽物の背後は見えない。
極小、極大なものは見えない。
音がするだけでは見えない。
闇は見えない。
これら見えないものへの接近が私の写真撮影の動機と言える。
上から順に。
新年に舞う儀礼。
病気治療のための儀礼。
婚姻の際に行う鶏の骨から吉凶を見る卜占。
病を得た人を渡らせる橋。
クワタン(通過儀礼)の前にシップミエントン(設鬼小、設鬼の助手)に力を注ぐ設鬼。
トウサイ(段階の高い通過儀礼)の際に設鬼が天神と交信する祭壇。
毎朝卜占する設鬼老六。
1980年代当時、ヤオ族の村で暮らす間に私が得た感想は、彼らには「偶然」の概念はないということだった。
写真家として、写真を考える上でとても力になった。
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