2023/09/03

滝がある風景

水を見つめていると、さまざまな記憶が蘇るし、創造する気持ちもふつふつ湧いてくる。
2007年に撮った「滝がある風景」から、水そのものに興味が移っていったのも、自分にとっては自然な推移だったと思う。時間と空間が小さな闇の内側で合体する写真という媒体に出会わなければ見ることが出来ない世界だ。


2023/09/01

BISHIN JUMONJI GALLERY次回展示「刻々+」

BISHIN JUMONJI GALLERY次回展示「刻々+」
2023年10月13日(金)~2024年1月20日(土)まで。

 私は1971年6月に写真家として独立したので、今年(2023年)で52年経ちました。写真を撮り始めた当初は当然フイルムカメラを使っていましたが、2000年過ぎた頃からデジタルカメラを使い始め、現在では余程のことがないかぎり、デジタルで撮影します。撮影方法がフイルムからデジタルに変化した事態はカメラが変わっただけでなく、写真の概念そのものも大きく変わってきたと実感しています。
 半世紀以上にわたって、どっぷりと写真撮影に関わってきた自分が、今何を見つめて何を撮ろうとしているのか、写真で何を表現しようとしているのか、そもそも現代に写真を使って表現する可能性が存在しているのか、自らを確かめたくて最新作「刻々」を展示することにしました。
 2016年から撮り始め、現在も続けている「刻々」の被写体は「水」です。暴れると恐ろしいですが、生命誕生そして維持するためになくてはならない根源的な物質です。「水」の特徴は定まったかたちがないことですから、様態は時々の存在する環境に従って変容します。「水」は基本的に光を透過し、角度によっては反射します。また「水」の動態は撮影する際のシャッタースピードによって変化するので、千変万化とにかく厄介な被写体なのです。

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2023/09/01

次回展示

Bishin Jumonji Gallery 次回展示

「BISHIN JUMONJI GALLERY」次回展示は2023年10月20日(金)~2024年1月20日(土)のスケジュールで開催します。その他詳細は近日中にアップします。
用事に追われていつまでも出来なくなってしまいそうなので、自分のために期日をひとまず発表します。なにぶん一人なので、時間見つけて必死に準備しています。写真に興味ある方、写真表現を広げたいと思っている方、ぜひぜひご覧いただきたいのです。


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