サイン
八月二十六日の夕方、ギャラリーショウへ行った。
展覧会に出品する「FACES」の写真に、サインをしてきました。
作品はtype-Cプリントなので、使用する紙は普段使い慣れているコダックの「ENDURA」です。
紙自体にモノクロ印画紙のような強度がないため、写真を台紙に密着して展示することに決めました。
そのため、サインするのは台紙の裏になります。
フレームの裏の窓から僕のサインが確認できる構造になっています。
そうか、ということは、壁に展示された状態ではサインが見えないので、確認するためにはギャラリーの人にお願いするしかないのですね。
いや、なぜサインの話をしたかというと、以前、僕の写真を見たある方が「あなたのサインにとても興味があります」と言って、ジィーッと眺めていたのを思い出したのです。その方は写真よりもサインを眺めてる時間のほうが長いくらいでした。
当然、本人が書くわけですから、作品とサインにはなんらかの共通点があって当たり前です。
因果関係というのは大袈裟ですが、しかるべき人が見たら、両者の間に漂っているものから、ある方向性ぐらい読み取ってしまうかもしれません。
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