2011/04/18

神様の保証

昨日(4/17)、表参道にある「大坊」珈琲店主の大坊さんが、我が「CAFE bee」に来訪された。
奥様もご一緒でした。
「大坊」珈琲店は、村上春樹さんもエッセイ「夢のサーフシティー」の文中で絶賛されている珈琲の名店です。
僕は個人的に大坊さんと知り合いというわけではなく、陶芸家の升たかさんから僕の話を聞いて興味を持たれ、来店されたのだと思う。直接的には知り合いではないのですが、一方的に僕の方は大坊さんを存じ上げている。

一昨年の11月に、自分で珈琲を焙煎しようと思い立ってからまず始めたことは、珈琲の名店といわれている店の珈琲を飲みまくったことです。仕事で地方へ行くと、その地の名店を訪ねたりもしました。そして、自分なりにおいしいコーヒーの共通点を探し出し、その味を実現させるにはどうしたらいいかを考えたのです。

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2011/04/15

やるべきこと

震災の状況を知る度に、心が痛みます。

同時に、被災された地域の方々に対して心の底から励ましの気持ちが生まれてきます。
こういうホームページのブログの場でも、何か言わなければならないと思い、言葉を書き出すのですが、どんなことを言っても正確な気持ちを表現していないと感じてしまいます。この1ヶ月間に何度も何度も書いては消していました。自然の威力の前で、自分の無力を痛感しています。

昨日、CAMERA BOXからジナーPを取り出し、レンズボード、レール、をきれいに拭き、焦点距離480mmのレンズを磨きました。少しの曇りもないことを確認してから組み立て、光を当てて、蛇腹にピンホールがないかを確かめました。
僕が今やるべきことは写真を撮ることです。

 

2011/03/21

東北関東大震災

千年に一度といわれるくらいの、歴史上かつてないくらい凄い天災が起こってしまった。

3月11日午後、僕は鎌倉の自宅近くにある事務所内にいたのですが、突然、家がきしむ音とともに、ものすごい揺れがきました。今まで経験した揺れとはどこか違う感覚だったので、外へ出ると、近所の人たちも表に出ていて、空などを見上げていました。不気味な音が聞こえるのです。多分、建物や電柱、その他の建造物が唸りをあげているのではないか、と思いました。そこへ強烈な揺れが再びきました。歩くのもままならないほどで、女性が2人、地べたにしゃがみ込んで頭を抱え、「たすけてえ」とつぶやいていました。電線だけでなく、電柱も揺れているのが見えました。しかし、その時点で、この地震が、東北地方を中心とした、これほどの大地震だったとは想像できませんでした。

今は3月21日の早朝。震災からちょうど10日目ですが、時々、未だに余震と思われる揺れを感じます。連日、テレビやラジオで報道されるニュースを聞くばかりで、あまりの災害の大きさに言葉もありません。僕は直接の被害はなかったのですが、東北に居住する友人の中には未だにご家族の安否がわからない方がいます。被災者の方に対して少しでも励ましや慰めの言葉をかけたいのですが、実態を知るにしたがい、何を言っても嘘に感じてしまいます。この災害の現状を語るにふさわしい言葉は見つかりません。吐くべき言葉は、希望を意味しなければならないのでしょうが、自分の気持ちを正確に表現する言葉が出てきません。

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