作品展「FACES lll」「神殿」
作品の展示は昨日で終わりました。解説やネームはこれからです。
いつもいつも、ぎりぎりになってしまいます。
展覧会の展示の度に思うのは、自分が撮った写真なのに他人の作のように感じてしまうことです。自作を前にしてるにもかかわらず、ちょっと不思議な感覚です。まったくの他人が撮った写真を見てるとも違うのですが、どう説明していいのかむずかしい。その作品を撮影している間の興奮はありません。どう撮ろうか、あれこれ考えている時の熱気みたいなものは無くなっています。醒めている、とも違って、写真が僕から少しずつ離れていってる感覚です。特に、展示してる時に顕著にあらわれる感覚です。
自分が撮った写真に間違いないのに、僕とは関係ない思いを作品が持ち始めているような気がします。作品が勝手に生き始めてる、とでも言ったらいいのでしょうか。作品そのものにエネルギーがあるものと、割合つつましい作品とがあって、僕から離れていく行き方も違いますし、いつまでも僕から離れたがらない作品もあります。僕だけにしか感じない勝手な感想ですが。
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