2012/08/15

たった今思っていること。

昨年から「神殿」とタイトルを付けて植物を撮影しています。

花の盛りはもちろん美しいですが、盛りが過ぎて枯れ始めるときもまた美しい。
時が経つに従い、花の個体によって個性が現れます。すぐに花を落としてあっという間に枯れ縮んでしまうのもあれば、いつまでも色を失わない花もあります。種類によって差がありますが、どうも種類だけではないようで

す。その時の温度や湿度、空気の流れ、光に対する向きなども影響してるようです。徐々に色を変えて、形も環境に寄り添っていくさまは、何とも言えず美しい。
枯れ落ちていく間のどの過程を取り上げても美しく愛おしいのです。盛りが過ぎたからといって捨ててしまうのはもったいない。じっと見ていると想像もしなかった発見があります。

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2012/08/06

二人展

鎌倉在住の彫刻家に、瀧本光國さんがいらっしゃいます。
10/17日から「GARELLY B」で瀧本さんと二人で展覧会をやります。

瀧本さんは1952年福岡県生まれですから、僕より少しだけ若い。5歳違いというのは世代的には同じ、と言っていいのかな。瀧本さんについての詳しい情報は、ホームページをご覧ください。

瀧本さんと知り合ったそもそものきっかけは、僕が銀座で個展をやった時、初めに奥様が見に来られて、それがご縁でご主人の瀧本さんを知りました。その後、送っていただいた作品集を拝見して興味を惹かれました。作品は「滝」でした。
樹木の肌や質感、木目を生かして滝を彫っていたのです。木を削ったり彫ったりして、流れ落ちる滝の様態を表現するというのは、ちょっと考えただけでも難しい。

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2012/07/28

プリクラヴァージン

先日、僕が大学で写真を教えている学生と飲み会をした。

午後は3年生の授業で、その日はライティングの最後の授業です。僕が学生をモデルに、スタジオのライトを使って実際に撮影をしました。授業が終わってから4年生でまだ課題を提出していなかった作品をチェックして、橋本にある飲み屋さんに向かいました。

今年の4年生は、3年生時に授業カリキュラムを変更せざるを得ませんでした。
昨年の震災の影響です。夏休みも日程が少なかった。なんだかんだで飲み会もほとんどできなかった。だから、久しぶりの集まりだったので楽しみにしていた。
毎年のことだけど、学生は可愛い。撮影の仕事でクタクタに疲れて、授業の準備をするのは本当にきついと思う日もあるけど、こうやって学生と身近に接すると、この仕事もいいなあと思う。

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