写真と珈琲のバラード(20)
写真集「常ならむ」に掲載するための作品が完成しました。
昨年11月から暗室に入り、188点の写真を紙焼き終わりました。来週入稿します。このまま進行しますと6月に刊行出来そうです。
また、BISHIN JUMONJI GALLERYにて、4月中にワーキングプリント展を開催する予定です。
今後もこの場を借りて進行状況を随時報告いたします。
写真集「常ならむ」に掲載するための作品が完成しました。
昨年11月から暗室に入り、188点の写真を紙焼き終わりました。来週入稿します。このまま進行しますと6月に刊行出来そうです。
また、BISHIN JUMONJI GALLERYにて、4月中にワーキングプリント展を開催する予定です。
今後もこの場を借りて進行状況を随時報告いたします。
わたしが気に入ってるカメラの一つ。Leica M4です。
写真家になってから最初に買ったカメラです。どうしてもライカが欲しくて欲しくて、大袈裟でなく食事を切り詰めて買いました。もう40年以上使っています。ボディの左右、ちょうどホールドするあたりを中心にしてカバーが剥げてしまいました。古いカメラなので、同じ材質を使って直すことが不可能だとのこと。見ようによっては痛々しいですが、いつの間にか変化したので、これはこれで自然のことだと思ってそのままにしています。撮影には何も影響ありません。
何処へ行こうが、何を撮ろうが、一つのカメラをずっと使い続ける人もいますが、わたしはその時の気分であらゆる種類のカメラを使い分けます。ですから、すべての撮影にライカを使用してるわけではないのに、外観はこのように傷んでしまいました。それだけ過酷な状況を経てきたのかなあ、とレンズを拭きながらジンとくるものがありました。
次回刊行の写真集『常ならむ』に没頭しています。暗室でプリント作業の時間以外に、まえがき、作品個々の主題について、あとがき、などの文章、英文タイトル、表紙デザイン、編集構成、等を考慮実行してるうちに1日の時間がすっ飛んでいきます。主題に基づいた写真以外に、未発表スナップ写真を加えたくて、そのセレクト作業も時間かかっています。
以前にも書きましたが、暗室作業するための現像液の単薬、印画紙も年々手に入り難くなってる。それ以前に、そもそも写真を撮る環境が難しくなっています。どの地方へ行こうが、その土地の特色は失われ、どこもかしこも画一的な風景ばかり。人々は写真に対して警戒心も強くなり、容易なことでは入り込めない。盗撮したりする連中が後を絶たないから仕方ないことかもしれないけど、写真家にとっては受難の時代になったね。
Recent Comments