「WONDER Mt.FUJI」展

「WONDER Mt.FUJI」展

一昨日、6/16日の日曜日に、東京都写真美術館で開催されている「WONDER Mt.FUJI」展へ行ってきた。

KLEE INK のキュレーター太田菜穂子さんが企画した展覧会だ。午後のめっぽう暑い時間帯に行ったせいか思ったほどは混雑してなかった。それでもひっきりなしにお客様がやってくる。海外の作家も参加してるからだろうか、外国の方が多い。
18人の写真家の一人として私も作品を3点発表している。

グループ展はテーマがボヤけてしまう気がするのと、富士山を被写体に撮った経験が乏しいので、今回はあまり気乗りしなかった。しかし、太田さんの話を聞いているうちにその気になった。

昨年暮れに、「水」をテーマに撮った私の写真を見た太田さんは「山の姿を撮らなくても富士山を表現出来るのでは?」と謎かけのような言葉を残して帰られた。
日本人なら誰でも知っている自分の富士の形があり、その山の姿を撮らないで富士山とするなら、何を撮る?
うーん、それなら「信仰」をテーマにもう一度私の富士山を考えてみようかと思った。

展示した3点はそれぞれ「富士山の伏流水」「那智の滝」「三保の松原」で、物理的には那智の滝だけは富士山とかけ離れている。しかし、他の2点と共通する水つながりと、信仰心が形に現れた写真なので、展示することにした。
調べていてわかったのだが、富士山を目視出来る最遠の地が和歌山県の那智にある色川富士見峠と知って、私の中で那智の滝と富士山が結びついた。


 

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