蓮花

夏になると毎年蓮の花を撮りに行く。
蓮の花を写真に撮るというのは難しいね。
ただそこにありのまま咲いているように撮りたいのだけど、それだけで済んでしまうとやはり物足りない。蓮花に対する思い入れがあって、この世ならざる花であって欲しい。蓮に向かうと自分の心の何処かで浄土をイメージしてしまう。浄土なんて誰も知らないはずなのに、読んだり見たり、聞いたりしていつの間にか勝手に蓮の世界を作り上げている。
一つ確実に言えることは、目の前に咲く蓮花は私とは何の関係も持とうと欲していない。なんとか繋がりたいと願うのは写真を撮る私の方なのです。