『大乗寺十三室 十文字美信』
『大乗寺十三室 十文字美信』が小学館より発売されました。
18世紀半ばに活躍した絵師円山応挙とその一門13人が、兵庫県香住にある亀居山大乗寺客殿13室全ての障壁画を描いた。この本はその空間に魅せられた十文字が、4年間にわたり13室全てを撮影した写真集です。
円山応挙が一門の弟子(長沢蘆雪、源琦、呉春などの実力者)に命じて、新たな構想の元に作り上げた絵画空間の神秘に迫りました。描いた絵師の息遣いに迫ろうと考え、通常の美術品撮影とは異なり、自然光を主光源として撮影した。
解説を府中市美術館の金子信久先生にお願いした。
ブックデザイン、レイアウトは戸田宏一郎さん、田代祐美子さん。印刷は岡村印刷工業さん、編集担当者は清水芳郎さんです。
大型本ですが、ぜひ手に取ってご覧にいただきたいと思います。