「偶然」の概念はない
上から順に。 新年に舞う儀礼。 病気治療のための儀礼。 婚姻の際に行う鶏の骨から吉凶を見る卜占。 病を得た人を渡らせる橋。 クワタン(通過儀礼)の前にシップミエントン(設鬼小、設鬼の助手)に力を注ぐ設鬼。 トウサイ(段階 […]…
走七星羅歩
ヤオ族の設鬼(シップミエン、呪術師)老六と知り合ったことは、30代の私には幸運だった。 彼の家で暮らす間に、私はさまざまな質問を執拗に繰り返した。 彼とは漢字を用いた筆談でコミュニケーションをとったのだが、そのこと…
ヤオ族の子供たち
つづき ヤオ族の村へ入ってからは、設鬼(呪術師であり、医者でもあり、精神的なリーダー)老六のおかげで村人に受け入れてもらい、さまざまな儀礼を体験することが出来た。そして最終的にはギエセンポンを探し出した。 ヤオ…
アカ族の子供たち
ヤオ族の始祖神話「ギエセンポン」を探してタイ北方山岳地帯へ入ったのは1983年だった。 そもそも犬がきっかけで「ギエセンポン」を探してみようと決心したのだから、今から思えばあまりに唐突な計画に驚くばかりだ。 なかな…
1983年頃アカ族の村で
1983年頃アカ族の村で。 一人の青年が被っていた帽子を取り上げておどけたところ。 タイ北部山岳地帯に入り込み、ヤオ族の始祖神話が記された「ギエセンポン」(評皇券牒)を探し出した。読み解いているうちに、これは江戸時代の…
ヤオ族の設鬼老六と
アカ族の村で暮らしてるうちに、偶然タイとミャンマーの国境メーサイの市場でヤオ族の設鬼(呪術師)の息子と知遇を得た。その後は彼の父親である呪術師老六(文中では老四)の家で寝泊まりするようになった。 2年後ギエセンポン(…
タイ北方山中アカ族の村で
ヤオ族の始祖神話が記載されているギェセンポン(評皇券牒)を探してタイ北部山岳地帯へ入った時。 タイ北方山中アカ族の村でしばらく暮らしていた頃の写真、1983年だと思われる。 この時はまだヤオ族の村へ到達することが出来な…
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