「スナップショット/1970〜71年」
ギャラリー展示作品の内
「スナップショット/1970~71年」
写真家になると決めた頃からスナップショットを撮り始めた。
独立することになったのは計画的ではなく、突然そうなったので、心も含め準備と言えるものは何もしてなかった。
生活の方法を考えるよりも先にやらなければならないことは、写真は一生かけて探求すべき価値あるものか自分なりに確かめたかった。
この頃は写真で何をしたいのかはっきりわからなかった。ただ、初めから報道写真の真実性を信じていなかったので、報道の道へ進む選択肢は捨てていた。
伝えたい主題が無い時、写真で何を表現するのか。
他の人と私を区別するものは何なのか、写真を撮ることで少しでも明確になればいいと思った。
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