2023/01/03

明けましておめでとうございます

玄関脇の梅が一輪開きました

明けましておめでとうございます。

今は1月3日、あっという間に正月三ヶ日も終わります。今年は連日穏やかな快晴が続きました。天気の影響もあり、また大河ドラマの気分も残っているのでしょうか、鎌倉、特に私のギャラリーがある小町通りは参拝客の人混みがもの凄くて、とても外に出る気が起こりません。警察の許可がないと車を出すこともままならないので、年末からずっとPCの前に座っています。
今年出版予定の新作写真集のためのページわりとデーター作り、印刷の見本プリントを作っていました。
空気と時間をどう写したら美しい表現になるのか、天から与えられた課題のような気もします。50年間培ったノウハウの見せどころだと思っています。順調にいけば夏頃には完成するでしょう。

現在展示してる「十文字美信1970年~80年代の作品展」も残すところ1ヶ月、2/4が最終日となりました。ご都合つく方はぜひご覧ください。私も在廊の予定です。

玄関脇の梅が一輪開きました。


2022/11/27

君枝ちゃんが来てくれた。

真行寺君枝さんと

君枝ちゃんが来てくれた。

会うのは何年ぶりだろう、しばしジッと見つめてしまった。撮影したのは1976年だから、46年の時間が経過した。照れ臭い気持ちを通り越して、少し恥ずかしかったのは当時の気持ちが真剣だったからだろう。始めは言葉少なかったけど、話しているうちに些細なことまで思い出してきた。特に彼女の声が当時の情景をリアルに再現する。
「長島さんはどうされてるのでしょう?」
撮影の時にスタイリングを担当してくれたモリハナエ事務所の長島さんには、以後私もお会いしていない。
撮影の途中、東京へ戻る用事が出来てしまい、私と君枝ちゃんと長島さんの3人で、車両部が運転する車で東名高速を走った。途中、御殿場のあたりでアクシデントに巻き込まれたのです。その時、長島さんは咄嗟に君枝ちゃんの体に覆い被さるようしてかばった。
長島さんは今どうしてるだろう。
まだモリハナエさんの事務所にいらっしゃるのか?

続きを読む


2022/10/17

BISHIN JUMONJI GALLERY 展示案内

ピクニック/雑誌メディテーション/1977年

「十文字美信1970~80年代の作品」展
2022年11月4日から始まります。

1971年4月、写真家として独立した当初は誰からの依頼でもなく発表のアテもないいわゆる「作品」と呼ぶ自主制作の写真を撮っていた。そのうちに雑誌のグラビアページ、広告撮影の声もかかり、ジャンルを問わず手当たり次第に写真を撮るようになった。しかしそれら当時のネガやポジフイルムの幾つかは、事務所や自宅を度々移転する間に紛失してしまった。残った数百点の写真には、残るだけの理由があるのだろう。
ギャラリー再開に当たって手元にある当時の写真をまとめて展示しようと思った。
20代~30代に撮影した写真を見ると、言葉では説明出来ない何ものかが群れているようでもある。自主制作作品、広告、雑誌などの媒体を超えて写真表現を拡げようとする強い意思を感じる。一方で「不安感」に怯えながら記録しようとしたものは何だったのだろう。頼りなさから生まれてくる明確でないもの、確信出来ないが心に残って消えないものにこだわり続けた。1970年~80年代という時代の光と影を確認するだけでなく、今につながる新たな可能性を発見出来たら幸いだと思う。

続きを読む


1 31 32 33 34 35 36 37 249

permalink :

trackback :