中尊寺釈迦堂(2)
11/14日の平泉は曇り空でしたが、陽気はそれほど寒くもなく、落慶法会が始まる頃には、時おり薄日も見えて、会はつつがなく進行しました。
現存する中尊寺釈迦堂は享保4年(1719)の建立で、300年に及ぶ経年のために、傷みが激しく、さらに,平安末期作といわれている本尊釈迦三尊像も同じように変化が目立った。修理をせねばならない状態であったという。
今回、法会参列のために中尊寺へ行って、僕は釈尊寺住職菅野成寛師の新たな面を知ることになった。
成寛師とのお付き合いは、かれこれ25年以上経過しますが、考えてみると、住職としての仕事ぶりはほとんど知りません。知っていることといえば、中世史研究の専門家であること、それに、大酒飲みであることぐらいです。
親しい友人であっても、その人が具体的にどんな日常を送っているか、案外知らないことってあるのではないでしょうか。たまにしか会わないのであればなおさらです。すべてを知らなくても、お互いに親しみを感じることはあるのです。肝心なことが解り合っていれば、それだけで深く付き合うことはできるのです。
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