福原義春さんお別れの会
昨日、12月13日、資生堂名誉会長「福原義春さんお別れの会」へ行った。
招待状に記された午前11:00に帝国ホテルに到着したのだが、孔雀の間受付はすでに大勢の人が並んでいた。会場に入ると正面には蘭の花に囲まれた福原さんの巨大な写真が飾られてある。
腕組みし、優しく微笑んだそのお顔をしばらく見つめていた。
初めて福原さんにお目にかかったのはいつだったか忘れてしまったが、「ゆれるまなざし」の写真はよかったよという意味のことを言われて、緊張もほどけて、いっぺんにうれしくなったのを覚えている。
度々お会いしたわけではないが、いつも優しい眼差しで見つめていただいた。言葉を交わさなくてもいいんだ、大事なことは通じている、と勝手に思い込ませていただいた。
あらゆるジャンルに精通された文字通りの文化人であり、世界に誇れる経営者の一人であったと思う。福原さんの人生そのものが巨大で稀有な物語になるだろう。
またいつかお会い出来たら今度こそもっとたくさんの話を聞かせてください。