「腰痛」の顛末
普段の投稿と内容違いますが、直近の体験談を話します。
「腰痛」の顛末です。誰かのお役に立てればと思い、書いてみます。
実は先月11/27日の朝に岩手県一関の山中で突然身動き取れなくなりました。一人撮影のために岩壁の斜面を下りていたら、何か嫌な気がしたのです。金縛りとかそういう類ではなく、「身体に何か異変が起きた」と感じたのです。そのまま、斜面に寄りかかってしばらく休み、多分5~6分ぐらいだと思います。翌日は雪の予報でしたから、そろそろ歩かなければと立ち上がった途端、腰に激痛が走り、同時に立ってられなくなったのです。原因はわかりません。ものすごい痛みに冷や汗が出て、きっと青い顔色だったと思います。
どうすべきか考え、とにかく車の側まで行こうと四つん這いのまま斜面を上り、休み休み進み、やっとレンタカーを停めた道へ到着しました。それからの詳細は省きますが、レンタカーの事務所に連絡とり、迎えに来てもらい、夕方駅前ホテルの部屋で横になりました。大袈裟でなく息も絶え絶えの気持ちでした。
元々、今回は一関の「ジャズ喫茶ベイシー」マスター菅原正二に会うことが目的だったので、彼にホテルの部屋まで来ていただき、結果食事の世話までしてもらうことになってしまいました。何しろ、時間が経つほどに痛みが深まり、二日間はまったく寝返りも不自由で身動きとれず寝たきりの状態でした(マスター、さちこさん、スタッフの皆様ありがとうございました)。
翌日、自宅から布団を積んだ機材車で事務所スタッフに迎えに来てもらい、後部座席で布団にくるまり横になったまま、東京へ戻ったのです。11/30日のことでした。
前置き長くなりましたが、ここからが今回お伝えしたいことです。
腰痛が発症したのが11/27日で、この時点、直近撮影の仕事がスタジオで12/3,4日と横浜のイベントホールで12/6日に入っていました。
痛みと絶望感で、いったいこの身体で撮影出来るのか、不安いっぱいでした。
ホテルのベットで横になってる間に必死に腰痛に関する情報を調べていました。知人(ブロガーのさとなおさん)のブログに腰痛が鍼治療で嘘みたいに治った話があったので、その情報を頼りに東大井へ行きました。自宅へ帰る前に一関から東大井にある「トリガー鍼灸・整骨院」へ直接向かったのです。
生憎、院長の小池先生は留守でしたが、スタッフの染谷先生が診察してくれました。見たところお若い先生でしたが、症状を聞いてる間も微笑みを絶やさず、私も少し落ち着いてきました。何しろ、この時は壁を伝ってやっと歩を進める有り様でしたから。
ベッドに座り、両足の膝近くの数カ所に鍼を打ちました。「どうぞ、立ってみてください」と言われたのですが、「いやいや、無理でしょう」の気持ちで立つと、続けて、「歩いてみてください、歩けると思いますよ」と。
なんとなんと、今でも信じられないほど、不思議なくらいですが、歩けたのです。
「ではこれから治療始めますので、横になってください」と言われ、ベッドにうつ伏せになりました。それからは全身に鍼を打ちました。
鍼を打つといっても、過去に何度か経験した鍼治療よりも軽く浅い感じで、チョンチョンと突くような感じ、痛みはもちろん無くむしろ心地よいのです。
かれこれ40分ぐらい経ったでしょうか、「終わりましたから着替えて歩いてみてください」と言われ、恐る恐る歩き出したら、痛みはまったく消えて、スタスタと歩けたのです。
その後は撮影も予定通り無事に終わり、今日に至っています。直前までそのような身体状態だったとは、関係者の誰も気づかなかったと思います。
小池院長の説明によると、身体内部は「筋膜」が全身隈なく張り巡らされ、その「筋膜」の捩れが痛みの原因とのこと。鍼を打つことにより、捩れを破壊して身体自身の復活能力を利用するのだそうだ。詳しい説明や興味ある方は当院でお尋ねください。
だれもがわたしのように痛みが消えるかどうかわかりませんが、腰痛で悩んでいる方は試してみたらどうでしょうか。
あまりに感激したので以下にホームページのアドレスを記します。
ご無沙汰をしております。
山麓での猛烈な痛みによる不安さと絶望感が手に汗握りました。その後が良好で何よりです。
今年はコロナでいろんな意味で大変な年でした。
またコーヒーを飲みにいきたいです。
不思議におもうくらい良くなりました。
コロナが落ち着いたらギャラリーで作品展示しますので、その折にお会いできたら幸いです。良い新年をお迎えください。十文字