毛越寺庭園の石組み

毛越寺庭園の石組み

毛越寺庭園を撮影したのは何年前だろう。
確か『FRONT』という雑誌で、1990年代だったと思うので35~6年前になるかな。その時は4×5インチカメラで7~8カットは撮った。
グルリと一回りしてみたら、以前よりも広く感じたのはきっと自分が歳をとったからだね。
撮影した時もそうだったが、今回もやはりこの石組みに惹かれた。
自然のままではこうはならないし、見え透いた作意が感じられてもちろん心惹かれない。
石を組むというのは自然と人間の工夫が無理なく収まる一点があるんだ。
たまに現代の庭園を見ると大体が大袈裟に出来ていて、作為ばかりが鼻につく。

正面に見える石は2011年の震災の際に、微妙に傾いたので、また元の角度に戻したらしい。その時にわかったのだがこの微妙な立ち方も地中に埋もれている部分は案外浅かったと聞いた。
あの震災の強い揺れでも倒れない立て方を昔の庭師はどうしてわかるのだろうね。


 

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