谷口江里也著『わかれみち』

谷口江里也著『わかれみち』

昨年暮れに読み終えて心に残る本に出会った。
谷口江里也著『わかれみち』(未知谷発行)だ。建築家でもあり、ミュージシャンでもあり、作家でもある多才な著者の2023年に発刊された、何というか、ジャンルを括れないとても魅力ある内容だ。
歴史上著名な人物7人を選び(この人選がまたユニークで魅力的)、ナザレのイエス、厩戸皇子、アテルイ、順徳天皇、織田信長、徳川家康、松尾芭蕉である。
彼らのターニングポイントになった前後の事柄を、丹念にまた独自に掘り下げる。
研究者が書いた専門書というよりは著者のモノの見方、思念が詩的に散りばめられて読みやすい。
私は特に順徳天皇、松尾芭蕉の項に惹かれた。もしも本人だとしたら、という仮定から心情に分け入り、迫真的な読み物としても満喫出来る。
お勧めの本です。


 

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