写真を撮影する
写真を撮影する、というのは自身の身体が撮影する現場に立ち会っている、を前提にしています。私の場合はですが。
ですからどれほどデジタル機器が進化しようと、画像加工技術が優れていても、撮影した瞬間その場にいなければ、写真作品になりません。知識や技術とは別の要素が求められます。
強いて言えば上手く撮る、とは次元の違うもの、むしろ無意識的な感覚と言えばいいのか。そんなものあるわけないと思われるかもしれませんが、偶然、不意に立ち現れた直観と言えば少しは近いのかも。
その時に感じられても消えてしまうものもあるので、自信持ってこうだと言えません。
ただ、何かと対比することによって成立するものでないことは確かです。
記憶のさらに下層にある無意識が、偶然表面に浮き上がってきたようなものでしょうか。