写真と珈琲のバラード(42)
久しぶりに珈琲の話。
前回は、焙煎した豆を 冷却する際に佐渡島でつくられた笊を使ってる、でした。
今回も道具の話をします。
私は1kg用の手回し焙煎器を手作りし、毎日使っています。多い時は日に4〜5回は焙煎します。焙煎が終わり熱が少しでも冷めた時期を見計らい、その度に焙煎器を分解掃除します。器内に付着してるチャフ(薄皮)を取り除くためです。
続けて焙煎する場合、残存してるチャフが焦げて、臭いが珈琲に着いたら嫌だからです。そのチャフや要らない残存物を取り除く掃除にハケが必需品です。
このハケにも実は向き不向きがあります。
いろいろ試した挙句、私は、京都三条の橋袂に店がある「内藤商店」のハケを使ってます。
なんとも使い勝手や手まわし感がよろしいのです。元々は、京都に設計事務所がある数寄屋建築の「三角屋」さんの紹介で知ったのです。
アップした写真、右のハケは私が9年間使い続けたため、手元の動線が壊れ、ビニール紐で縛りながらも使い続けてきたもの。先日、ついに買い替えに行ってきました。左が新品。
珈琲の焙煎を始めてもう9年になるのですね。まさか、ここまで真剣にやるとは思ってもみなかった。鎌倉へあるいは近くへ来られた方は私がこだわっている珈琲をぜひ飲んでみて下さい。今流行のサードウェーブと称する酸味が強い珈琲とは違い、甘みと口あたりのやわらかさを基本に考えた焙煎です。自身勝手にフォースウェーブと名付けています。