次回刊行予定の写真集
昨年刊行した写真集『或るもの』に続き、11月完成を目指して次の私家版写真集『常ならむ』の暗室作業に追われています。
『常ならむ』は、5章から構成され、それぞれ、解体された仏像の部位を撮影した「残闕」、落下する水の様態に注目した「滝」、風化した路傍の石仏の顔だけを撮影した「白仏」、枯れていく花の姿を慈しむ「神殿」、行き先の見えない「道」からなっています。
20年前から撮影している「道」や「滝」。4年程前から取り組んでいる「残闕」、「神殿」、「白仏」ですが、現在もまだ撮影を続けています。
共通したテーマと思われるものは、明確に自覚出来ませんが、存在するすべてのものを少しずつ変化させる「時間」というものに着目したのではないか、と思っています。
完成した写真集『常ならむ』も希望者に差し上げたいと思っています。引き続き制作経過をフェイスブック上にアップしていきますので、興味ある方はお待ちください。