茶毒蛾

今の僕は、ものすごい痒みに耐えています。

このところずっと撮影が続いていて、ブログの更新が出来なかった。
今朝は5:30分に起きてすぐに焙煎を始める。タンザニア、ブラジル、モカを終えたところで一休み。7月からヨーロッパへ行くことが決まっているので、出発前にやらなければならないことが山積です。この時期、庭の植物が繁茂してきてるので、思い立って雑草を取ることにした。
急に思いついたので、その時のそのままの格好で草むしりを始めたのが運の尽き。何と、思いっきり茶毒蛾の幼虫にやられました。経験ある方なら「うわーっ、可哀想」と思われるでしょう。それが寒気と悪寒で震えるぐらいひどいアレルギー症状を起こしてしまいました。

茶毒蛾の幼虫は一見毛虫のような姿です。きちんと隊列を成して集団で「茶」や「椿」の葉に取り付いて若葉を食べているからすぐにわかります。毛虫のように伸びた体毛が人体の皮膚に触れるとアレルギーが起こります。紅くブツブツが出て、猛烈に痒くなります。この体毛は非常に厄介で、たとえ幼虫が死んだとしても、体毛に触れれば変わらずアレルギー症状を発症します。
いつもは用心して、それなりの服装に着替えてから取り掛かるのに、後悔先に立たず、です。
幼虫の体毛が刺さったのが原因ですから、知らずに掻いたり叩いたりすると、さらに深く潜り込んでひどいことになります。発熱する人もいます。


びわの葉を煎じて患部に浸すと良い、と出入りの植木屋さんから聞いたことがありますが、まだ実践したことはありません。
「椿」の樹の下に屈み込んだ時に、背中が茶毒蛾の幼虫に触れたのでしょう。ああ、気付きませんでした。背中から脇腹にかけてヒリヒリと痒くなり、数分後には猛烈な痒みが襲ってきました。
「やられた」と思ったので、すぐにシャワーで全身を流しました。しかし後の祭り。今ももの凄く痒いのです。
今年はこんな目に合う機会が多い。先日も「漆」にかぶれたと思ったら今度は「茶毒蛾」。自業自得とはいえ、自分の馬鹿さ加減に腹が立ちます。

思いついたら直ぐにやらなければ気がすまない、自分の性格が悪いのです。解っているのですが、いっこうに改めないですねえ。思いついたら直ぐにやる性格だから、時には良いこともある。なんて納得しています。確かにそうかもしれない。
紅くブツブツに腫れた両腕を眺めながら痒さに耐えています。
これから薬局に行ってきます。
いえ、薬を買って来るのではなくて、殺虫剤を買って来ます。茶毒蛾を退治しなければなりません。もしも気付かずに誰かが触れたら大変です。
うーん、それにしても痒いです。

 

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