茶毒蛾(4)

午前11:00から港区芝のプリンスタワーホテルで開催された読売広告大賞の授賞式に出席しました。
昨年撮影した「永谷園」の新聞広告が、部門賞最優秀賞とフォトグラフ賞を受賞した。俳優の高倉健さんを撮影したので、写真の力というよりは、高倉さんの圧倒的な存在感が、読者や審査員の目をひいたのでしょう。
私自身が評価されたことはもちろん嬉しいが、クライアントの永谷園が受賞したことの方が、正直嬉しかった。スタッフに対する永谷さんの信頼は、仕事を進めて行くうえで、最もありがたかった。今回のような仕事は、これまでの僕の写真家人生の中でも初めての経験ばかりだった。この先二度と無いかもしれない。

式進行の間、痒くて痒くて困った。
茶毒蛾にやられてから今日で3日目。痒みの内容が少しずつ変化している。
今日の痒みは昨日に比べて重さが出てきた。深さがある、と言ってもいい。茶毒蛾にやられた当初の痒みは派手だけど、皮膚の表面から派生した痒みだった。今日の痒みは内側から生じてくるニュアンスだ。熱っぽさも深さを感じる。厚ぼったい熱だ。この症状は回復方向だろうか、あるいはより悪くなってるのか、まだ解らない。
このまま放置していて構わないのか、少し不安になってきた。自力で治癒するのか?それとも悪化させて結局は医者にかかる羽目になるのか。


現時点で最もひどいのは、頭、胸の上部、右腕の肘から先、脇腹、背中の左部分、お尻の上部、膝の内側です。
この3日間のストレスは、精神的にかなりの負担になってるはず。原因は何であれ、ストレスなら克服出来る自信はあった。しかし、この痒さは尋常じゃない。このままエスカレートしていくと、我慢できるのか、ついに限界を超えて叫びながら身体中掻きむしって、七転八倒してる姿が浮かぶ。想像をはるかに超えた痒みが存在するのかも。
夕方から熱を持ち始めて、触るとあちこちデコボコしてる。
眠ってしまえば痒みも感じない、と思って努力するが、この2日間は痒くて眠れない。
今日こそ眠りたいのだ。

事務所に戻ってから暗室作業の続き。
この状態でプリント出来るのか?と思われるかもしれませんが、集中してるせいか、可能でした。
明日は撮影が入ってる。

これ以上痒みの深さが増したらどうなるのかな。

明日のことは明日になれば解るよ、ですね。

 

4 Responses to “茶毒蛾(4)”

  • K.Tamura |

    茶毒蛾とは、それはそれはお辛いことでしょう。御察しいたします。私は、この時期庭に出る時、ハサミ、広口紙袋、殺虫スプレーを持ちます。春から楽しませてもらった花木らに、来年も御願するには面倒してあげねばなりませんし、まだまだ、アマノジャク、地バチ、アリの毒もとても怖いです。ご用心下さいbeeの庭に於かれましては、業者さんに御頼みするにしても、低花木や草花はご自分で御手入れを・・・あれだけの広さですものドクダミは退治出来ましたでしょうか心配しています。、奥様の助けは不可欠ですネ。都内にお住まいの時、唯一の植物はテイカズラと書かれていましたが何故テイカズラだったのでしょう。鎌倉の余るほどの自然の中で、満喫されていらっしゃるで有ろう御姿が目に映ります。お仕事の多忙の中、あと何日かは戦わなくてはなりませんですネ。厄介なぶよにもお気を付け下さい。
            受賞おめでとうございます

    • Bishin |

      ありがとうございます。ドクダミはそのままです。八重のどくだみが好きで、増やそうとしています。痒みは治まりましたが、火傷しました。

  • patra |

    カユミのストレスは尋常じゃないですね、ぜひ病院へ行ってください。あ、っと言う間にカユミをブロックしてくれます。我慢するのは無意味でした。蕁麻疹経験でしたが。直っていることを念じながらお大事に

  • Bishin |

    ありがとうございます。
    ドクダミはそのままです。八重のドクダミが好きで、増やそうとしています。
    痒みはめでたく克服しましたが、今度は火傷しました。今年は皮膚の災難が多いです。

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